錦鯉が今「海外(外国人)」で空前のブームが到来!?観賞よりも美しく育てる魚に

錦鯉(ニシキゴイ)

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錦鯉(ニシキゴイ)といえば誰もが一度は聞いたことがある名前ですよね。

コイ(鯉)自体が日本に馴染みの深い魚なので、鯉の仲間なんだなぁ~くらいは容易に想像がつくのではないでしょうか。

この錦鯉なんですが、最近は日本よりも海外で爆発的な人気が出てきているみたいなんですね。

もちろん日本でも人気のある種です。

つい最近は、中国の女性が錦鯉を2億300万で落札したことで話題となりました。

日本では思ったよりも報道されていないみたいですが、皆さんはどう思いますか?

観賞魚に2億ですよ!とんでもない金額ですよね。。。

ここ最近は、海外で錦鯉の飼育に大きな変化が出てきているようです。

今回はそのことについてお話ししようと思います。

 

錦鯉(ニシキゴイ)について

皆さんは、「錦鯉」と聞いてどんな色を思い浮かべますか?

僕は、錦鯉といえば、昭和三色といわれる黒、赤、白というイメージが強いです。

他にも、金ピカの個体だったり、白黒のパンダみたいな個体などカラーも多々存在しますし、複数のカラーを持っていても入り方のバランスが個体ごとに違うので、1匹1匹に特徴が見られるんですね。

 

そういえば、この錦鯉ってもともと定着していた種類のコイではなく、偶然の産物によってもたらされたものだったんです。

僕も、調べてみるまでは知りませんでした。

野生で川に生息している真鯉(マゴイ)という、黒い鯉を見たことはありますか?

多摩川とかにメッチャいるので、釣りをする方なら何かしらで見たことがあるかもしれません。

食用にも利用される鯉です。

 

この真鯉からは突然変異個体の、白色や黄色、緋色の個体といった、通常の真鯉とは全く別カラーの個体が生まれることがあるんですね。

誕生のきっかけは江戸時代だとされ、当時は食用に利用されている真鯉から生まれた突然変異個体が、錦鯉の始まりだとされています。

それらを突然変異個体を交雑させ、これを繰り返し行う、いわゆる改良品種こそが錦鯉なんです。

 

錦鯉という名前は、昭和33年ごろから名付けられた名前で、特に色彩の美しい観賞用のコイを総称する名前ですが、始まりは突然変異個体の生まれた江戸時代なので、200年以上前からいることになります。

もうかなり前からいるんですね。

錦鯉と呼ばれるようになったのは昭和33年で、1958年ですから、まあ歴史があるというほど前ではありませんが、終戦から約10年少し後には既に「錦鯉」という名前はあったんですね。

今では100種類以上の錦鯉が存在するといわれます。

100種類ですよ!もう初心者には何が何なのか見分けがつかないほど多いですよね(汗

 

動物界の宝石・泳ぐ宝石として海外で大人気

錦鯉の人気は日本だけじゃなく、むしろ海外の方が人気があるんじゃないかってくらい、ニシキゴイブームが到来しているといいます。

今、ユーチューバーが非常に話題になっていると思いますが、この錦鯉に関する情報のみを取り扱う海外ユーチューバーがいるくらい人気があるんです。

この色彩はもはや芸術としか言えないくらい素晴らしいですよね。

事実、海外でも動物界の宝石や泳ぐ宝石などと称されているんです。

 

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外国人の育て方の意識の変化

錦鯉といえば、我が国「日本」なので、多くの国からバイヤーが買い付けに来るんだそうです。

錦鯉の仕入れは、ただ無作為に個体を選ぶのではなく、バイヤーがしっかりとその目で確認して、色のバランスに加え、将来ガッチリした個体に育つと思うものだけを厳選します。

錦鯉は成長すると体長が70cm~80cmと大型になり、体重はなんと10kgを超えます。

 

ただ、ガッチリと育てるには栄養価の豊富なエサが必要不可欠となります。

ドイツでは特にガッチリとした個体が好まれるため、餌にプロテインを混ぜて与えるんだとか。。。

熱帯魚用品でも有名なTetra(テトラ)社も、本社をドイツに置く会社なので、このプロテインを餌にして育てる方法も、良い育て方の一つだと思えてきます。

プロテインの量は実に50%も含有されているそうですよ。

餌にプロテイン。。。自分も摂取したくなっちゃいそうですね(笑

 

そして、驚くべきことがもう一つあって、実は海外の人は日本に来て錦鯉を買っても持ち帰らずに、そのまま業者に預けて育ててもらう人が増えているんだそうです。

なぜ、そんなことをするのか普通は疑問に思いますよね?

実は、錦鯉のショーに出すための個体を作るためなんです。

海外では錦鯉は観賞用よりも、「いかに美しく育てるか」という方向へ意識が変わりつつあるんだとか。

 

なので、日本にきて自分の目で厳選して選ぶ。(本人はここまで)

あとは業者に任せて「美しく」育ててもらう。(飼育代行)

美しく育った錦鯉をショーに送り出す。

 

といった感じですかね。。。まるで馬主みたいな感覚でしょうか。

 

錦鯉専門の病院も登場している

ちょっと信じられないかもしれませんが、実は錦鯉専門の病院も存在するんです。

日本でも、病気の症状や対策、治療を行えるところはありますが、それよりももっと医療的な病院がオランダにあり、そこには専門の医者までいるんですね。

それだけオランダでは錦鯉の需要や人気があることが分かりますよね。

 

ちなみに、錦鯉の一般的に言われている寿命は30年ほどだとされています。

もちろん前後はあるでしょうが、それにしても長生きする魚であると言えます。

皆さんは、ニシキゴイの寿命30年について、思ったより短いと思いましたか?

それとも、30年も生きるんだ!と驚かれましたか?

確かに相当な長寿であることは昔聞いたことがあったので、寿命はかなり長い魚ということを知っていた方もいるはずです。

 

とは言っても、人間となじように生きていれば突然、病気にかかることがあって、一般的な寿命の年数を迎える前に亡くなってしまうことだってあります。

そこで、少しでも長生きさせようという気持ちで医者が登場したわけなんです。

テレビでちょっと見ましたが、本当に手術室みたいなところに置いて、メス(手術道具)でお腹を開いて、、、と、本当に手術をしているようでした。

 

さいごに

日本では観賞魚として馴染み深い魚ですが、海外では「美しく育てる魚」という意識が強い魚になりつつあります。

とはいっても、先日の2億円落札があるので、さすが日本恐るべしです(笑

けれど、海外いろんな国々の人たちが、今も錦鯉を美しく育てようと取り組んでいるので、アッと驚くような錦鯉が海外で誕生する日も近いかもしれませんね。

あと、僕は錦鯉のショーに行って、実際に美しい個体を見てみたいです。。。

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