世界最大級の淡水魚にして生きた化石の古代魚「ピラルク」の魅力・飼育方法・注意点など

ピラルク

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皆さんは「ピラルク」という魚をご存知ですか??

ピラルクはアマゾン川に生息する、世界最大の淡水魚としてあまりにも有名な「巨大古代魚」ですね!

その体長は、最大で4mにもなるそうで、ここまで来たらもう、、、ちょっと規格外の大きさですよね・・・(苦笑

飼育下では、その半分の2mほどまでしか大きくならないことから、「アクアリウスとの夢」ともいわれ、このピラルクを飼育したいと思う方も多いそうですね。。。

とはいえ、2mでも十分すぎるほど規格外の大きさなので、本種を飼育するには相当な設備、そして飼育し続けていくという覚悟が無ければ到底できないことです。

せっかくなので、世界最大級の淡水魚がどんな魚なのかについて是非とも知っていただきたいので、以下では、ピラルクについての飼育方法や注意点などについても触れていきますね!

 

ピラルクについて

ピラルクは、言わずと知れた「世界最大の淡水魚」で知られ、テレビ番組でも特集されたりすることが多いので、既にご存知の方も多いかと思います。

生息地はブラジルを代表する大河である「アマゾン川」に生息し、凄いことに1億年以上前から今まで、その姿を変えずにいるといわれる、まさに「生きた化石」と呼ぶべき古代魚なんですね。

1億年前というと、普通に恐竜が繁栄していた時代とも被っていますね!

 

この「ピラルク」という名前は、現地用語で「赤い魚」を意味し、その名の通り体の後半部分が真っ赤に染まるのが特徴的です。

世界最大級の大きさ、、、それは実に4mほどまで成長した個体が確認されており、僕の伸長が170ちょいなので、2倍以上もあることから、いかに大きいかが分かります。。。

 

体の割に、頭はシュッと細長い感じになっていますが、、、見てくださいこの風貌。。。

この顔だけ見ても、なんだか遥か昔から地球上に存在しているということが分かりそうですよね。

ちなみに、ピラルクはアロワナ目アロワナ科ヘテロティス亜科に属する魚で、どこかアロワナに似た顔立ちを持っていますよね!?

学名にもなっていますが、別名アラパイマとも呼ばれ、1属1種(アラパイマ属で唯一の存在)しかいないとても貴重な存在でもあるんです。

 

そういえば、昔見たテレビ番組で、現地の人がピラルクを捕獲しようと抱きかかえていたところ、ピラルクが暴れて尾ビレでバジッと叩かれ、骨折することもあるという話をしていたのを覚えています。

このクラスになると当然ですが、パワーもヘビー級ということなんですね。。。

 

また、驚くべき点は、「鱗(うろこ)」の硬さです。

その強度は爪切りですら歯が立たないとまで言われるほど固く、現地では靴ベラだったり装飾品に利用されているんですね。

 

探せばピラルクのウロコのキーホルダーは、多々販売されているようですね(笑

 

飼育下では2mほどで成長が止まるといわれるピラルクですが、この魚を飼育したいと思った方っていますか??

さすがに、僕の場合は飼育は全く考えたことは無いです(笑

・・・で、そもそもピラルクって売られているの?

と、思う方もいるでしょう。

 

・・・普通に売られています、10cmくらいの幼魚が。。。

飼育するには超強力な水槽設備とか池などが必要となってくるでしょうが、「ピラルク飼ってます」とか言ったらカッコいいですよね(笑

 

ピラルクの飼育データ

  • 体長:2m(飼育下)
  • 水温:25℃~29℃
  • 水質:弱酸性~弱アルカリ性
  • 寿命:20年前後(飼育下)
  • 参考価格:(幼魚)1万円~

 

ピラルクは、生後約6ヶ月で50cmを超える成長スピードがあるといいます。

そもそも、体長が2mまで成長することを考えれば、超大型の水槽や池が必要になるので、これから飼育しようとする場合は、実際に飼育している方のブログや動画を参考にした上で慎重に決めるといいかもしれませんね。

ちなみに、ピラルクを飼育する場合は、規格品ではまず不可能のため全て特注品になります。

実際に飼育している方から聞いた話では、数百万(装備によりますが300万~500万)は考えていたほうがいいとのことです。。。

※その方の設備が、濾過能力の高いオーバーフロー方式の超大型水槽で、価格は400万円くらいだったとのこと。

 

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ピラルクの餌について

ピラルクは生餌を好みますが、慣らせばクリルなどの人工飼料にも餌付かせることが可能だといいます。

ただ、バランスよくいろんな種類の餌を与えるのが好ましいとされるので、何か一種類に拘る必要はありません。

小さい幼魚のうちは、栄養価の高い冷凍アカムシを中心に人工飼料にも慣らしていくのがいいでしょう。

ミルワームやコオロギなど、他の餌も積極的に与えるのが望ましいといいます。

というのも、小さいうちに栄養不足に陥ると、奇形が目立つ個体になってしまう恐れがあるんですね。

 

大きくなってこれば、スーパーで売っている鮮魚(口に入る大きさ)とか、切り身なども与えられるようになってきます。

大きいピラルクでは、1カ月に10kg以上の餌が必要といわれ、エサ代だけで月1万円はかかると思った方がいいでしょう。

 

大型魚が水面に浮いている餌を食べるときの姿は、大きな音を立て、そして水しぶきを巻き上げるというダイナミックな食べ方で人々を圧巻します。

アロワナは、水面に浮いた餌しか食べないのに対して、ピラルクは沈んでいる餌も難なく食べることが出来るそうですよ。

 

ピラルクは水族館で見よう!

ピラルクの幼魚は普通に販売されていますが、成魚を飼育するにはあまりにも敷居が高く、初期費用やランニングコストが莫大になります。

なので、「生で見たい!」という方は、水族館で見に行くというのがオススメです。

どこの水族館で見られるかは時期によっても変わるかと思うので、「ピラルクが見られる水族館」などで検索して、今現在、見られるかどうかをチェックしてから行けば確実に出会うことが出来ます!

恐竜が地球上を支配していた時代から姿を変えずに生き続ける存在、、、是非、一度は生でじっくりと観察してみたいものですね。

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