エビ類(ヤマトorミナミヌマエビなど)も白点病にかかる?熱帯魚に症状が見られた時の対処法

アクアリウム日記

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水槽内で熱帯魚がかかってしまう病気の中で、最も多いのが「白点病」ではないでしょうか。

この病気は、淡水魚、海水魚ともに導入してすぐにかかりやすい病気で有名ですよね。

・・・っとなると、魚以外の、例えばヤマトヌマエビとかの「エビ類って白点病にかかることはあるの?」、と疑問に思う方も多いのではないのでしょうか!?

同じ水槽にいる熱帯魚がかかるんだから、エビ類にもそれ相当なリスクと言うか、危険があっても不思議ではないと考えるのが普通ですよね。。。

ここでは、ヤマトやミナミヌマエビなどのエビ類と白点病の関係についてご説明をしていきたいと思います。

 

「エビ類は白点病にかかるのか!?」について

アクアリウムで飼育できるエビ類って結構な数が存在しますよね。

代表的な種でいえば、コケそ掃除してくれるヤマトヌマエビ、ミナミヌマエビ、、、観賞エビとして非常に人気の高いビーシュリンプ、、、の赤色バージョンのクリスタルレッドシュリンプ、、、さらには、チェリーシュリンプ、シャドーシュリンプなど、淡水のエビだけでもかなりの名前が目に飛び込んできます。

そもそも、白点病と言うのはどんな症状の病気なのか。

実際に熱帯魚を飼育している方であれば見たこともあるかもしれませんし、Google先生で画像検索すれば容易に見ることが出来るので、既にご存知かもしれませんが、名前の通り熱帯魚の体表に白い点々ができるのが特徴です。

ところで皆さんは、水槽で飼育するエビ類が白点病にかかったというのを聞いたことがありますでしょうか。。。

恐らく、「無い」はずです。

そう、、、実はエビ類は白点病にかかることは無いんです。

白点病とは、魚特有の病気だと思っていいでしょう。

 

白点病の主な原因

白点病の病原菌と言うのは、まず淡水と海水ではちょっと異なるんですが、症状は全く同じで、どこにでも普通に存在する細菌が原因となっています。

体表に現れる白い点々と言うのは、細菌の集合体、、、つまり寄生虫が大量に集まって白い点が肉眼でも見えるようになるという事なんですね。

 

ただ、実は白点病って自然下では全くと言っていいほど、かかることのない病気なんです。

白点病の病原菌はごく普通に存在するのに不思議ですよね!?

と、いうのも自然のように大量に「水」が存在しているような環境では、1匹の魚の体表に白い点々に見えるほど集まることが無いというのが最大の理由だそうです。

でも、水槽って限られた空間には、少ない水だけでせいかつすることになりますよね。

それによって、病原菌が蔓延している水槽では、魚に寄生すると白い点々と肉眼でハッキリと見えるまでになるんだそうです。

 

熱帯魚が白点病にかかってしまったら、水質の見直しや該当の魚を治療しなくてはいけませんが、そんな状況下でもエビ類に白点病が見られたという事は聞いたことがありません。

ちなみに、貝類も白点病にはかかりませんね。。。

そういえば、エビって脱皮するから、脱皮した時点でプラマイゼロ状態になるかも・・・。

そんなの関係なしに、エビ類は白点病から遠い存在だと思いますが(笑

 

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魚病薬には注意が必要です!

エビ類と熱帯魚を混泳している水槽で注意しなくてはいけないのが、熱帯魚に白点病が見られた場合の治療時に魚病薬を使う場合です。

熱帯魚に白点病が見られた=水槽内に細菌が蔓延しているともいえますので、そのまま水槽に魚病薬を投入する方もいますが、エビがいる場合は注意が必要です。

というのも、エビ類は水質にナイーブな生き物で、ちょっとの薬品の投与が原因でコロっと逝ってしまうこともあるくらいです。

使用する魚病薬によっては、その成分がエビにとっては有害となり、それはもうコロっと逝ってしまう恐れがあるんですね。

魚病薬は関係ありませんが、農薬を使用した水草を水槽内に入れてしまって、飼育している全エビがコロッと逝って全滅してしまうケースは非常に多いです。

「突然どうして、、、!?」と思う方も多い部分ですが、薬品が原因であることが多いんですね。

例えアクアリウム専用の薬であっても、とにかく薬品類に相当弱い生き物であることは間違いありません。

また、水草にとっても大ダメージを与えてしまう恐れもあるので要注意です!

※水草にノーダメージをうたう商品もあります。

 

魚病薬を使用する水槽は別水槽で!

上記の理由から、水槽内でエビ類を飼育している場合は、その水槽内に薬を投与するのはあまりにリスクが大きすぎます。

なので、別水槽を立ち上げて、そちらの水槽を治療専用として使うのが安心安全です。

別水槽を魚病薬を使用した「薬浴」専用の水槽として使うってことですね!

そうやって、隔離することでエビは薬品にさらされることは無いので、安心して飼育が出来ます。

エビ類は白点病の脅威は無いものの、熱帯魚が白点病にかかったときに行う対策に危険が潜んでいるんですね。。。

 

白点病は、アクアリウムを始めると避けては通れないというほどかかりやすい病気ですから、対策としてサブ水槽を持っておいた方がいいですね!

そして万一、白点病にかかってしまったら、エビを一時的にサブ水槽に避難させるor病気にかかった熱帯魚をサブ水槽に隔離して薬浴させる、、、といった手段を取り、エビを薬に触れさせないようにしましょう!

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