失敗しないための混泳術|熱帯魚の性質を理解して美しアクアリウムを作ろう!

アクアリウム日記

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アクアリウムを始めれば、美しい熱帯魚の多さに驚き、特に初心者の方では見た目が綺麗で派手なカラーの魚を水槽の大きさ(容量)関係なしに混泳させたくなるものですよね。

僕も始めたばかりの頃はいろんな種類の熱帯魚を、1匹ずつ徐々に追加していって本当に多くの種類を飼育していたのを覚えています(笑

まあ、これも熱帯魚飼育の面白さですからね!

とはいっても、種類の違う熱帯魚を同じ水槽で飼育する「混泳」には、ある程度の知識がいります。

例えば、大型の熱帯魚と小型の熱帯魚を混泳させてしまうと、小さい魚たちは食べられてしまいますよね。

じゃあ大きさが同じだからといって混泳させてもいいのかというと、全くそんなこともありません!

ここでは、熱帯魚を混泳させるときに必ずチェックすべき事(失敗しない混泳術)をご紹介していきますね!

 

水槽の環境を把握する

熱帯魚をたくさん混泳させるとなると、それなりの容量が必要になりますよね。

なので、まずはお持ちの水槽の許容量を知ることが大切です。

許容量というのは、水槽が何cmで、水が何ℓ入るのかという事です。

熱帯魚の水槽のサイズとタイプ別の水量(ℓの計算式も)一覧|一番お勧めのサイズとは!?

 

ここで、一般的な目安をご紹介しますね!

熱帯魚を水槽で飼育する場合、魚の大きさ1cmにつき水1ℓが望ましいと言われています。

ただ、小型カラシンの場合は1匹につき1ℓが目安という話もあります。

 

60cmの規格水槽だと、水量が約60ℓなので目安としてはネオンテトラ(3cmで計算)ほどの大きさだと20匹くらいが望ましいということになります。

ただし、1匹1ℓで計算すると60匹まで大丈夫ということになりますよね。。。

この辺りは、水槽の濾過装置がしっかりしていて水質に自信がある場合は全然可能です。

実際に僕も、50匹くらいは余裕で飼育していましたからね(かなり窮屈そうでしたが・・・

 

熱帯魚の性質をチェックすること!

混泳させる場合に必ず下調べをしなくてはいけない項目は大きく分けて以下の6個です。

  • 気性が荒い種類でないか
  • 水槽のどの辺りを泳ぐのか
  • 群を作る習性があるか
  • 泳ぐのが得意か
  • 縄張り意識が強いかどうか
  • どのくらいのサイズになるのか

 

上記の項目をあらかじめ下調べしておけば、後々になって問題が出ることは無いはずです。

では、各項目ごとに詳しくご説明していきますね。

 

気性が荒い種類でないか

熱帯魚には性格が温和でおとなしいものもいれば、逆に気性が荒くたの熱帯魚に対して攻撃的なものも存在します。

中でも有名なのが、スマトラやブラックテトラといった種類は、本能的にヒラヒラしたものをかじる習性があるんですね。

こういった熱帯魚と、大きなヒレを持つグッピーなんかを混泳させてしまうと、美しいヒレをボロボロにされてしまうこともあるんです。

他にも執拗にたの熱帯魚を追いかけたり、つついて攻撃するものもいるので、必ず性格が温和な熱帯魚同士で混泳させるよう徹底しましょう!

 

水槽のどの辺りを泳ぐのか

熱帯魚には、水槽の上層・中層・低層と種類によって生活する層が異なるんですね。

せっかく混泳を楽しむのであれば、各層に分けて混泳させる方が断然まとまりができて鑑賞価値が高くなります。

例えばですが、上層を生活圏とする熱帯魚を50匹とかで飼育すると、水槽の上部だけに魚が固まってしまい、かなりゴチャゴチャした水槽になるのは想像が付きますよね(汗

なので、その魚の習性を利用して水槽全体的に熱帯魚が見られるよう工夫してやるんです。

上層といえばハチェットの仲間が有名どころでしょうか。

熱帯魚で絶大な人気を誇るネオンテトラやカージナルテトラは、中層〜低層を活発に泳ぎ回ります。

ほぼ低層を生活圏とする熱帯魚といえば、コリドラスの仲間が有名ですね!

こういった熱帯魚たちを組み合わせ、全体的に熱帯魚が泳いでいる水槽を作ってみてくださいね!

 

群れを作る習性があるかどうか

群れを作るかどうかということ自体はそれほど重要ではありませんが、、、群れを作る習性のある熱帯魚の場合、1匹〜2匹といった少数で飼育するより、ある程度まとめて導入した方が美しい色彩が集まるので断然鑑賞価値が高くなります。

たくさんの種類が泳ぐ混泳水槽の中に、群れがいくつかあると全体的にスッキリ見えるというメリットもあるんですね。

なので、1種類は群れを作る習性の熱帯魚を複数匹導入して、水槽内に群れを作ってみるのもオススメですよ!

 

泳ぐのが得意かどうか

魚なのに「泳ぐのが得意かどうか・・・」なんて、ちょっとおかしな話しに聞こえるかもしれませんが、ヒレの大きな熱帯魚の大半は泳ぐのが不得意(苦手)であることが多いです。

他にも、水流の弱い場所に生息しているような種類でも、泳ぎを不得意とするものが存在します。

そういった熱帯魚と、泳ぎの得意な熱帯魚を混泳させると、色々と問題が出てくる場合があるんですね。

例えば、泳ぎの得意な熱帯魚ではなんともない水流であっても、ヒレの大きな魚は水流に負けて流されてしまったり、餌を十分に食べられなかったりなど。。。

なので、泳ぎの不得意な熱帯魚は混泳させる魚を選ぶ必要性があるんですね。

ヒレの大きな魚、明らかに泳ぎが下手そうな体型のものは、事前にその魚を調べるようにするといいでしょう。

 

縄張り意識がつよいかどうか

熱帯魚には自分の縄張り(テリトリー)を強調するものが存在します。

特に縄張り意識が強い熱帯魚がいて、自分のテリトリーに近づこうものなら、容赦なしにその魚をフルボッコにすることだってあるんですね(大汗

とは言っても、性格が温和と紹介されているような品種でも、やや縄張り意識を持つものは多く、特に同種同士で小競り合いをしている姿はよく見かけるものです。

小競り合い程度であれば全く問題はないですが、激しい喧嘩や、一方的に相手をボコるよう気性の荒いものは混泳には向きませんよね。

最初に話した、気性が荒くないかどうかと合わせて、縄張り意識の強弱についても調べておいた方が無難でしょう。

 

どのくらいのサイズになるのか

熱帯魚を飼育するにあたって、購入前にその魚が最大何cmまで成長するのかを調べておくことは重要です。

熱帯魚ショップで売られていた時は、数cmの可愛らしい魚だったけど、実は幼魚でメチャクチャでかくなる種類だったらヤバイですよね(汗

僕が学生時代の話なんですが、友達の数人が熱帯魚ショップで可愛らしいプレコを購入してきたのですが、調べてみると60cmにもなるヤバイ奴だったってことがあったんですね(笑

売られている時は小さくても、かなり大きくなる品種は意外といるので、要チェックですね!

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