活性炭はアンモニアや亜硝酸を吸着する能力がゼロ!?水槽内での正しい使い方について

水質・水合わせに関して


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水槽の水を綺麗にする濾過材として「活性炭」はあまりにも有名ですよね。

炭にはニオイや汚れ成分を「吸着」する性質があり、アクアリウムだけではなく、消臭剤や料理に使用するなど様々な分野で利用されています。

アクアリウムで古くから用いられている活性炭ですが、一般的には魚にとって有害な物質であるアンモニアや亜硝酸といった物質を吸着するということで知られています。

たしかに、空気中ではこれらの物質を吸着する力は非常に強いと言われていますが、水中では効果が全く異なってくることが分かっています。

ここでは、活性炭の吸着能力や性質についてご説明していきたいと思います。

 

活性炭は水中では吸着能力が無い!?

活性炭と言えば、アンモニアや亜硝酸を吸着する効果があると言われていることから、立ち上げて濾過機能がしっかりと回っていない状態、つまり初期段階の濾過材として一時的に利用されることが多いです。

しかし、活性炭は空気中のアンモニアは吸着するのは確かですが、水に溶けたアンモニアや亜硝酸といった物質はほとんど吸着しないということが分かっています。。。

つまり、アンモニアや亜硝酸対策で水中に活性炭を入れるのは大して効果が無いという事なんですね。

 

アンモニアや亜硝酸を除去するなら

アンモニアや亜硝酸は、熱帯魚にとってかなりの有害物質で、これらの濃度が高くなると病気に掛かったり死んでしまったりするんですね。

その対策として活性炭を入れるという方は多いかもしれませんが、上記の理由から活性炭の使用は有効でないことが分かります。

では、アンモニアや亜硝酸を吸着してくれる濾過材はというと、、、「ゼオライト」がその一つです!

その吸着力は活性炭の30倍以上ともいわれる優れものなんですね!

活性炭の30倍の吸着力!?アンモニア濃度すら下げる「ゼオライト」のメリットとデメリット

 

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活性炭で除去できるものって何!?

活性炭ではアンモニアや亜硝酸は吸着除去が出来ない・・・。

「じゃあ、一体何を除去する能力があるの?」と思いますよね。

活性炭が除去するのは水中に溶けたアンモニアなどの無機物イオンではなく、着色(黄ばみとか)とかニオイ(消臭効果)なんですね。

例えば、流木は購入してきたばかりのものを水にいれると色素成分が溶け出して、水が黄色~茶色っぽく染まります。

この着色を活性炭であれば難なく吸着除去し、透明な水にする効果があるんです。

また、水槽から出る嫌なニオイ、コケのようなニオイとか、水カビとかですかね。。。

そういった鼻にツーンとくるニオイをも吸着除去する効果があるんですね。

 

活性炭に多い誤解

活性炭は、吸着能力が非常に強いことで知られていますが、その吸着した物質を一定時間が経過してしまうと、今度は放出してしまうという話があります。

ですが、これは誤解であると思っていいです。

※ものによっては、ごく微量に放出することもあるそうですが、気にする程ではないでしょう。

活性炭は吸着するとき、物質が表面の隙間(微細孔)に入り込んだり、くっ付くといった単純なものではありません。

活性炭表面に引き寄せられた有機物等は、官能基とともに発熱をして科学結合(ファンデルワールス力)しています。

なんだか難しい科学のような話ですが、簡単に言うと、活性炭は有害物質をただ単にくっ付けているわけではなく、科学の力を利用することで水を綺麗にしているんですね。

故に、一旦でも吸い込んだ物質を外に放出してしまうという事は無いんだそうです。

 

表面に穴(微細孔)が多い方が効果は上

活性炭は表面に微細孔がより多くある方が吸着力は断然上だと言います。

古くから日本では、木炭や竹炭を用いて消臭道具に使用したり、水を綺麗にする浄水道具にも使用されてきたんですね。

この効果と言うのは、炭が持っている性質である「多孔質」によるものなんですね。

つまり、肉眼では見えませんが表面に大小無数の穴が空いているイメージです。

 

アクアリウムで使用される活性炭と言うのは、木炭とかヤシの殻を用いて「人工的」に微細孔が多く出来るよう作り出しているんですね。

多孔質が故に、普通の木炭や竹炭の比にならないほど、その吸着力は上となります。

なので、活性炭を選ぶ際は「多孔質」、つまり表面に微細な穴が多く出来ているようなものを選ぶと、十分な効果が得られるはずですよ!

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