マリンアクアリウム初心者必見!海水魚を飼育するのに必要最低限なモノと特徴をご紹介!

マリンアクアリウム

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熱帯魚飼育には、大きく分けて「淡水魚」と「海水魚」があります。

海水魚の飼育は「マリンアクアリウム」とも呼ばれ、淡水魚の飼育に慣れてきたら、いつか海水魚を飼育してみたいと思う方もいれば、いきなり海水魚の飼育から始める方もおおくいらっしゃいます。

海の生き物が好きな方では、マリンアクアリウム専門にしかやらないって方も大勢います!

実際に、ショップやネット画像で海水魚を検索してみると、どれも色の綺麗な魚だらけで、サンゴや不思議な生物など・・・、とても興味深い生き物だらけで、「海水魚を飼ってみたい!」と思うのは当然のことだと思います!

ただ、これからマリンアクアリウム、つまり海水魚を飼育したいと考えている初心者の方にとって、最初の疑問は「飼育に必要なものは何!?」って所ですよね!?

ここでは、海水魚を飼育するのに必要な道具についてご説明していきます。

これからマリンアクアリウムを始める方の参考になればと思います。

 

マリンアクアリウムに必要なモノについて

海水魚を飼育するにあたって必要な道具は多々ありますが、ここでは「最低限必要なもの」に絞ってのお話をしていきたいと思います。

まあ、「これさえあれば海水魚は飼える!」というような必需品をピックアップしていくって感じですね!

 

水槽

水槽は、熱帯魚を飼育する上で絶対に無くてはならないものですよね!

アクリル製やガラス製、サイズなど色んな種類のものがありますので、置き場所や飼育したい熱帯魚などの条件によって選ぶ水槽も変わってきます。

黒フチの無いオシャレな感じの水槽もあるので、見た目で選ぶのもいいですね!

熱帯魚の水槽のサイズとタイプ別の水量(ℓの計算式も)一覧|一番お勧めのサイズとは!?

 

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水槽台

水槽を置く台については、小型の水槽であれば机の空きスペースに置くこともできるので、絶対に必要かと言えばそうでもありません。

ただ、60cmを超えるような大きな水槽であれば水槽台を使用した方が良いです。

60cmの規格型水槽(横長さ60cm×奥行30cm×高さ36cm)だと、水を入れると重さが60kgほどにもなるので、足の弱い机などに置いて倒壊なんてしてしまったら目も当てられませんからね・・・(汗

水槽台もデザインがオシャレだったりカッコいいもの、収納スペースがあったり、2段になってるものなど多々種類があります。

 

フィルター

フィルターは、水槽のゴミを吸い取ったり、微生物(バクテリア)の力で有害物質を無害なものに変えてくれる、いわば水質浄化装置です。

この微生物の力で水質を綺麗にすることを「(生物)濾過/ろか」と呼び、排泄物や餌の食べ残しから発生するアンモニアを分解して無害な物質へと変換する働きがあるんですね。

その濾過能力を高めるのに重要な役割を担っているのも、このフィルターなんです。

フィルターにも色々な種類がありますが、濾過材がいっぱい入れられる上部式や外部式は、特に濾過能力が高くお勧めです。

濾過装置が行う「ろ過」の役割と自分の水槽に合った機能を持つフィルターの選び方

 

ヒーター

海水魚やサンゴなどを飼育するには、大抵は水温を25℃前後に保つ必要があります。

夏場は水温が高くなりすぎるので、逆に水温を下げる専用クーラーを使用するか、エアコン付けっぱなしで室内温度を調整することで凌ぐことが出来るので、クーラーは100%必要ではありません。

ただ、冬は絶対にヒーターの設置が必要不可欠です。

寒くなり過ぎると活性が下がって体長を崩したり、病気にかかりやすくなったりします。

暖かい時期でも、時間帯によっては水温が25℃を下回ることもあるので、ヒーターは常に設置しておくのが望ましいです。

 

水温を確認するために水温計の設置も忘れず、設定温度を保っているか日々確認するのも忘れずに!

 

照明器具

 

美しい海水魚を楽しむためにはコレが無くては始まりません!

海水魚に使用する照明器具と言えば、「メタルハライドランプ」や「蛍光灯」が主流でしたが、現在はアクアリウム全体で見ても「LEDライト」がかなり普及してきました。

海水魚飼育でもLEDライトを使用する方もかなり増えており、商品も充実しています。

ただ、照明器具は飼育する生体に合わせたものを選ぶ必要があります。

例えば、サンゴを育成する場合は、LEDライトでは光量(スペクトル)が不十分で上手く育成できないこともあります。

「水槽内を綺麗に照らす」、そして「飼育する生体に合ったもの」を選ぶことが重要という事ですね!

 

低床(砂利)

海水魚を飼育する水槽では、低床に「サンゴ砂」を使用するのが一般的なんですね。

中には採取したものをそのまま直送する「ライブサンド」というものがあり、これは死んだサンゴの骨格から出来ていて、そのサンゴには多くの種類の微生物が繁殖して棲みついているんですね。

※最初からバクテリアが付いているんです!

そして、その生物たちは水質維持に欠かせない存在なんです。

ライブ。。。つまり、名前の通り本当に生きているかのような砂ということなんですね。

ライブサンドにも、粉末状のものから、ゴツゴツした大きいものまであります。

 

また、淡水水槽ではレイアウトに流木や岩石を入れますが、海水魚の水槽ではライブロックといって、ライブサンドのbigバージョンがあります。

立ち上げ当初に、何か水槽内にアクセントとなる置物が欲しいという場合には、ライブロックを設置するといいでしょう!

 

ちなみに、低層を掃除するにはプロホースという道具があれば簡単に掃除が出来ます。

これは絶対に1本持っておいた方が良いですよ!

ソイルや砂利に入り込んだ糞やゴミだけをピンポイントで取り除く便利な掃除アイテムを使ってみよう!

 

人工海水(ココ重要)

淡水魚との決定的な違い、、、それは「海水」、つまり塩分が含まれているって所ですよね!

基本的に海水魚の飼育に使う「塩水」というのは、人工海水の素を水道水に溶かして作ります。

どのくらいの濃度にすればいいのか・・・、と言うときに便利なアイテムで「比重計」がありますので、絶対に持っておきましょう!

 

比重計とは、水中に含まれる塩分濃度がどれくらいか「数値」で示してくれるアイテムで、目で見て今どれくらいの塩分濃度か、一発で分かるという便利なものなんですね。

ちなみに海水の塩分濃度は、比重計で表すと「1.023」です。

商品によって、水何リットルに対して、人工海水の素〇グラム、、、と言う風に書かれているので比重計を使う必要はないかもしれませんが、慣れないうちは目で確認できる比重計の存在は絶大です。

ちなみに、商品はテトラ社のハイドロメーターは使い勝手が良くてオススメです!

 

淡水魚と同じく、水道水を使用するので、当然それには海水魚にとって有害な「塩素(カルキ)」を除去しなくてはいけません。

カルキ抜きと言えば、テトラコントラコロラインの黄色いボトルが昔から有名でオススメです!

 

水槽に入れる前のやることとしては、バケツに水を汲んで、「塩素中和(カルキ抜き)」、そして「人工海水の素」を入れてよく混ぜる!(そして投入へ・・・)

そうやって、初めて海水魚を飼育する”塩水”が出来るというわけなんですね。

 

エアレーション器具

水中に空気(酸素)を送り込むためのアイテムで、「エアポンプ」+「エアチューブ」+「エアストーン」と、この3つセットがあって初めて使用できます。

昔は音がうるさくて、自分の部屋に水槽を設置したものなら夜寝ている時にエアポンプの音が発狂するくらいうるさくて電源を引っこ抜いたという方も多いのではないでしょうか・・・。

今は「静音」のものが充実していて、それほど音が気にならなくなりました!

この3点セットは、空気を取り込む以外にも、バケツの中でブクブクさせることで人工海水の素を溶け込ませるのに使えたり、一時的に熱帯魚を別水槽に移す(病気などで)時に臨時用としても役立つので、ストックはあった方がいいでしょう。

 

水質検査キッド(※あった方がいいモノ)

熱帯魚にとって有害なアンモニアや亜硝酸がどれだけ水中に存在しようが、水は透明で肉眼では見ることが出来ません(汗

そんな、目で見ることが出来ない物質を調べる方法は、専用の水質検査キッドを使うのが手っ取り早いです。

初めて海水魚を飼育する方にとっては、「水質は大丈夫かなぁ・・・」と不安になることも多いので、定期的に計測してみるといいでしょう。

理科の実験みたいで案外、面白いですよ(笑

ちなみに、こういった水質検査キッドを購入するときは「海水に対応しているかを確認」しましょう!

 

さいごに

上記では、マリンアクアリウム(海水魚の飼育)を始めるのにあたって、必要最低限のものをご紹介しました。

水槽と一言でいっても、いろんな種類がありますし、それはフィルターや照明器具も同じです。

値段もピンキリで、良いものは高価ですが、それ相応の価値があります。

まあ、まずは実際に水槽などのセットを揃えてみて、水槽を立ち上げて、海水魚を飼って慣れていくことです。

もうコレしかありませんね!

飼育して、マリンアクアリウムが楽しくてもっと色んな熱帯魚を飼いたい!

「あの製品が欲しい!」となったときに、より良いものへ切り替えていくのもいいでしょう。

最初は、入門セットのような安価なものからでもいいので、是非マリンアクアリウムを楽しんでくださいね!

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