青いボディに黄色い尻尾の海水魚「シリキルリスズメダイ」の飼育方法と注意点について

シリキルリスズメダイ

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濃く美しいブルーの体色に、尾びれ付近が鮮やかな黄色に染まる「シリキルリスズメダイ」という海水魚がいます。

マリンアクアリウムで飼育する海水魚の、スズメダイの仲間では最も人気のある1種でもあります。

現に、病院とかに設置されている水槽内に、シリキルリスズメダイを泳がせている水槽ってかなり多く見かけます。

丈夫で飼育しやすく、初心者でも簡単に飼うことが出来る海水魚で、しかも綺麗な色合いをしていますから飼育する方も非常に多いんですね!

特に、「青色の海水魚が欲しい!」という方にはうってつけの存在となるでしょう。

ここでは、シリキルリスズメダイの飼育方法や導入時の注意点についてご説明していきたいと思います!

 

シリキルリスズメダイについて

シリキルリスズメダイは、中部~西部太平洋に生息するスズメダイの仲間、主にフィリピンから輸入されてきます。

体長が小さく、自然界では浅瀬の枝サンゴが密集するような場所を棲家としています。

尻尾の付け根(尾筒)から尾びれにかけて真っ黄色に染まり、後はすべて見事なくらい全身ブルーをしています。

ほぼ青色の中に、黄色がアクセントとなって水槽内ではよく目立ち美しい姿が楽しめます。

なにより「青×黄色」の色合いとか人工的に作ってんじゃないかってくらいマッチしすぎですよね!?

ちなみに、黄色に染まる面積は産地(生息地)によって異なるという特徴を持っています。

 

全身、青一色の「ルリスズメダイ」という種類がいるのですが、これの尻尾が黄色いタイプなので、「シリキ(尻黄)ルリスズメダイと名付けられたんですね。

 

シリキルリスズメダイの飼育データ

  • 体長:4cm~5cm
  • 水温:24℃前後
  • 寿命:3年~5年
  • 参考価格:1匹あたり500円前後

 

シリキルリスズメダイは、体長が最大で5cmほどまでしか成長しない小型の海水魚です。

とにかく丈夫で飼いやすく、初心者でも容易に飼育が出来ます。

ただ、成長とともに気性が荒くなり、同種や近縁種では小競り合いだの喧嘩など注意が必要な種でもあります。

他種にはそれほど興味を示さない面もあるので、他種との混泳は基本的には問題なく出来ます。

 

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複数で飼育する時の注意点

シリキルリスズメダイは、気性の荒いスズメダイの仲間の中でも、相当な気性の荒さを見せる海水魚で知られています。

ただ、シリキルリスズメダイ自体の体長は最大でも5cmほどなので、小さい水槽(45cm以下)でも全然余裕で飼育が出来るんですね。

ただし、狭い水槽で同種を複数飼育すると、同種同士で争い、最終的には1匹しか残らないという事が起こることもあります。

なので、シリキルリスズメダイを複数で飼育するには、ある程度の広さにそれほど数を入れないで、隠れる場所(ライブロックを用いて隠れ家を作る)を多く確保する必要があります。

 

これだけ美しい海水魚なので、複数匹で群泳させたいところですが、気性の荒さからシリキルリスズメダイは少ない数で飼育したほうが無難です(汗

少なくとも、小型の水槽でシリキルリスズメダイを飼育する場合は単独~2,3匹が限界でしょう。

ただ、他種との混泳は問題なく出来るので、どっちかというと他種との混泳魚に最適な種と言えるのかもしれませんね!

ちなみに、混泳させる他種の海水魚は「シリキルリスズメダイよりも一回り以上大きい種類」を選ぶことで、攻撃される危険性もかなり少なくなり、うまく混泳が出来るようになります。

逆に、他種であっても体長が小さいと、フルボッコにされることもあるので要注意です(汗

 

シリキルリスズメダイとサンゴの相性

シリキルリスズメダイは、サンゴを食害する恐れはありませんから、サンゴを育成している水槽で泳がせても全く問題ありません。

興味本位でサンゴをつついたり、サンゴの中でジッと居座るようなこともないので、サンゴ自体にストレスを与えることも無いでしょう。

なので、シリキルリスズメダイとサンゴの相性はかなり良い方だといえます。

 

さいごに

目が覚めるようなハッキリとしたブルー色、そして鮮やかな黄色。。。

シリキルリスズメダイとは、まさに自然が生み出した芸術的センス溢れる美しき海水魚なんですね!

気性の荒さから同種、近縁種との群泳には超注意ですが、シリキルリスズメダイより大きな海水魚とは問題なく混泳が出来るので、色々な海水魚を泳がせたいという方は、その中にシリキルリスズメダイを選んでみてはいかがでしょうか!?

また、「とにかく青色が好きだッ!」と言う方にもお勧めの海水魚です!

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