燃えさかる炎のように真っ赤なヤッコ「フレームエンゼルフィッシュ」の飼育方法と注意点

フレームエンゼルフィッシュ

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マリンアクアリウムで飼育できる熱帯魚で、まるで燃えさかる炎のような海水魚「フレームエンゼルフィッシュ」をご存知ですか??

濃いオレンジ~真っ赤な色彩で、しかも体高があって体表面積が広いため、かなり見ごたえがあるんですね。

マリンアクアリウムでもかなりの人気を誇る海水魚で、赤系統を水槽内に取り入れたいお考えの方にオススメしたい存在です。

小型種で、比較的小型の水槽からでも飼育が出来、丈夫で飼いやすい魚の為、初めて海水魚を飼育するという方にも向いています。

とにかく真っ赤な海水魚をお探しの方は、フレームエンゼルフィッシュをチェックしてみてくださいね!

以下では、フレームエンゼルフィッシュの飼育方法や導入時の注意点についてご説明していきます。

 

フレームエンゼルフィッシュについて

フレームエンゼルフィッシュは、ヤッコの仲間で、その中でも特に小さい種として知られています。

また、ヤッコ全体を見渡してみても、真っ赤に染まる種と言うのは少なく、貴重なカラーを持っているといえます。

産地としては、マーシャル諸島の個体が多く出回っているほか、ハワイ周辺の海域の個体は特に赤味が強いことで知られ「ウルトラフレーム」という名前もあるくらい人気があります。

他には、オーストラリアのクリスマス島周辺の海域のものが有名どころでしょうか。。。

こちらも、体色が特に赤く染まり美しい個体が多いので人気があります!

 

発色は海域によって差がありますが、基本的には燃えるような赤が美しく、そして縦に入る黒いバンド模様が目に付きます。

この黒いバンド模様も、入り方が様々、綺麗に縦に入るものもいれば、曲がりくねったりして乱れていたり、そもそもバンド模様が見当たらなく消失しているものなど。。。

「同じ熱帯魚なのに見た目がこうも違うのか!」と思うほど多くのバリエーションが存在し、バリエーションに応じて価格も異なってきます。

ちなみに、赤味が濃い方が高価で、バンド模様が消失するような変異個体(つまり、普通のフレームエンゼルと違う)が高価になる傾向にあります。

 

基本的に黒バンド模様の太くしっかりと入っている個体がオスで、ペアを形成すれば婚姻色で、背びれと尾びれが青紫色の発色を見せて一段と美しくなります。

また、メスに比べオスの方が一回り大きくなるのも特徴です。

 

フレームエンゼルフィッシュの飼育データ

  • 体長:7cm~10cm
  • 水温:24℃
  • 寿命:(推定)5年~6年
  • 参考価格:1匹あたり5000円~

 

フレームエンゼルフィッシュは、体長が10cm以下の小型の海水魚です。

同種同士や近縁種とは睨み合ったり、小競り合いを頻繁にすることがあるので注意が必要となりますが、別種であれば問題なく混泳が楽しめます。

ヤッコの同士の混泳って結構難しく、特に後から足す場合は、先にいる(いわゆる先住)ヤッコが、後から導入したヤッコを攻撃することが多いんですね。

徐々に慣れてくると、問題なく混泳するようになるのですが、他のヤッコから受けるストレスの問題で死んでしまうこともあるので注意が必要です。

ヤッコ同士で混泳を楽しむ場合は、広々とした水槽で、隠れる場所がいっぱいあるような環境でないと難しいかもしれませんね。。。

 

魚そのものは非常に丈夫なので、これからマリンアクアリウムをはじめ、どの魚を導入しようか迷っている方。。。是非、フレームエンゼルフィッシュを泳がせてみてはいかがでしょうか!?

色彩も美しく、観賞魚として申し分ない魚ですよ。

 

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フレームエンゼルフィッシュの餌について

ヤッコの仲間は、それぞれ種類によって食べるものが異なり、中には人工飼料の餌付けが難しい種も存在します。

が、しかし、、、フレームエンゼルフィッシュは、結構なんでも食べてくれる雑食性の強い魚なんですね。

その為、人工飼料にも簡単に餌付くことがほとんどなので、最初から人工飼料メインでOKです。

むしろ、餌が少なくお腹が減った状態が続いてしまうと、水槽内のあちこちに発生するコケ類をつつきまくって食べて回るくらいです(汗

基本的に、サンゴを育成している水槽に導入しても大丈夫な魚ですが、腹が減り過ぎるとサンゴを食害する恐れがあるので、栄養価の高い人工飼料をしっかりと与える必要があります。

 

もし、人工飼料に興味を持ってくれない個体の場合は、嗜好性の高い冷凍コペポーダと併用して、早めに人工飼料に餌付かせた方が今後の飼育が楽になりますよ。

導入後すぐ海水魚に餌を食べさせるコツ(テクニック)とは!?人工or冷凍飼料を使い分けよう!

 

さいごに

燃えさかる炎のようなカッコいい姿で、人々を魅了してやまない、この種としては珍しい色彩を持つヤッコの「フレームエンゼルフィッシュ」。

水槽内に真っ赤な魚が泳いでいるだけで存在感たっぷりで、想像しただけでも「見ごたえありそう!」って思いますよね!?

とにかく派手はオレンジ~赤色の海水魚を水槽内に泳がせてみたいという方にとっては、フレームエンゼルフィッシュはオススメでうってつけの存在だといえます。

海水魚ビギナーの方でも容易に飼育できる種なので、初心者~上級者まで幅広い方々にオススメの海水魚です!

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