アクアリウムで熱帯魚を飼育していたり、水草を育成していると、どこから来たのかしらないけど、突然ちっちゃな貝がウヨウヨと動いていることってありますよね!?
つまり、スネールってやつですね!
・・・そう、まず「どこから来たのか?」って疑問に思うんですよねコレ(汗
スネールの発生原因で一番多いのは、水草などに既にくっ付いていたか、卵の状態で付着していて、気づかないうちに水槽内に入り込むケースが圧倒的でしょう。。。
そして繁殖力がハンパなく絶大で、瞬く間に水槽内に大量発生することも珍しいことではありません。
一つ一つ手でつまみ出すのも苦労ですし、、、薬品を使用するにも成体(特にエビ)や水草に害を与えてしまうかもしれないので厄介なんですよねぇ・・・。
そこで!スネールが大量発生した時にオススメなのは、生体に駆除してもらうという方法があります。
以下では、スネールを駆除する生体をいくつかピックアップしていきますので、スネール対策の一つとしてご参考になれば幸いです。
水槽内に大量発生するスネール対策
アクアリウムの一番の悩みとも言うべき「コケ」は、水槽のガラス面にびっしり発生すると観賞どころじゃないので除去しなくてはいけませんよね。
・・・で、除去してもまた生えてくる。
そんなときに、オトシンクルスやプレコ、ヤマトヌマエビといった「生体」によるコケ掃除を目的として導入することがあるように、大量発生したスネールも同じく生体によって駆除することが可能なんです。
つまり、スネール餌とする生体を水槽内に導入して、発生したスネールを片っ端から食べてもらうという事なんですね。
ちなみに、一言で「スネール」とだけしか言われない「アノちっちゃい貝って何奴!?」と思ったことありませんか?(笑
あの小っちゃい貝は、主に「モノアラガイ」とか「サカマキガイ」という貝で、特に名前を付けて販売されていないような貝を総じてスネールって呼んでいるんですね。
淡水のフグなんかは、スネールが大好きで、投入するとバリバリ食べてくれますが、、、肉食性が非常に強く、他の熱帯魚も食べてしまうため混泳には向いていないんですよね。
なので、以下では問題なく他種との混泳が出来る種類に絞ってご紹介していきます!
チェリーバリブ
スネール駆除と言って名前のあがる熱帯魚と言えば「チェリーバルブ」で間違いないでしょう!
口に入るスネール類を食べるといわれ、大きいものは食べられませんが、稚貝を食べることで大発生を抑制することが出来るという感じです。
体長4cmほどのコイの仲間で、とにかく丈夫で飼育がしやすく、繁殖も容易という初心者にもオススメの熱帯魚なんですね。
性格が温和なので、同種でたくさん群泳も出来ますし、他の熱帯魚との混泳も楽しめる種です。
何といっても、体色が綺麗な赤色で、特に繁殖期には婚姻色で真っ赤に染まりメチャクチャ綺麗になりますよ!
ちなみに、この「バルブ」という熱帯魚には様々なカラーバリエーションが存在します。
その中でも、古くから最も親しまれているのが「チェリーバルブ」なので、この種ではスポットの当たりやすいカラーとなっています。
他にも魅力的な色彩や模様を持つものも多く、中でも金色に輝く「ゴールデン・バルブ」なんか高級感たっぷりで見ものですよ!
キラースネール
キラースネールは、ご覧の通り「貝」、、、つまりスネールを食べるスネールなんです。
そもそもこの怖すぎるネーミング、、、そのままスネールを駆除する存在であることが分かりますよね(汗
しかも別名、アサシン(暗殺者や刺客を指す言葉)スネールともいわる、恐ろしすぎるカッコいい名前を持った巻貝なんですね。
キラースネールの、除去能力は本物で、スネールが大量発生した水槽に導入すれば、食べ終わった後の貝殻だけがあちこちに転がっている状態になります。。。
貝が貝を捕食する姿にはなかなか興味深いものがあります。
見た目はシマシマのツートンカラーで、水草レイアウトにもよく合う色彩です。
熱帯魚やエビなど、他の生体に悪影響を与えることは一切ないので、気軽に導入できるのも良い点です。
貝を取るアイテムもある!
スネールを除去するアイテムも、専用グッズとして販売されています。
こういったのを使用するのも一つの手ですね。
・・・ただ、少々問題がありまして、水槽内に設置する貝を取るアイテムを使ったところで、まあ殲滅は難しいと思った方がいいです。
というのも、スネール類のほとんどが雌雄同体といって、とりあえず2匹でも水槽内にいれば繁殖して増えることが可能なんですね。
なので、ずっと設置していれば当然、抑止力になり大発生を抑えることが出来ますが、ずっと設置しておくのも観賞的にどうかなぁ・・・と思う方もいるはずです。
薬品は効果絶大ですが、生体や水草に影響与える危険性がありますから要注意なんですよね。
となると、スネールを餌とする成体に頼った駆除方法は、意外と理にかなった方法なのかもしれませんね!
水槽の環境にもよると思いますが、スネールの発生に困っている方は、チェリーバルブやキラースネールの導入を検討してみてはいかがでしょうか!?