エアーポンプの「逆流防止弁」は必須!?必要性と取り付ける位置や注意点を説明します

アクアリウム日記

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熱帯魚水槽に空気を送り込むために使用される「エアーポンプ」。

金魚の水槽でお馴染みの「ブクブク」と呼ばれる”アレ”に接続して使用するやつですね。

エアーポンプには別途で逆流防止弁というものがあって、水槽の水がエアーチューブを逆流してくるのを防ぐ道具があります。

万一、逆流してエアーポンプ内に水が侵入してしまうと故障の原因になるでしょう。

とはいっても、そもそも水が逆流してエアーポンプ内まで到達することってあるのでしょうかね。。。

そんな疑問をもつ方も多いと思います。

ここでは、逆流防止弁の必要性や使い方についてご説明していきます。

 

逆流防止弁の必要性について

逆流現象は、エアーポンプがONの時は起こり得ませんが、電源がOFFになった後に起こります。

電源を切った後でエアーチューブ内を見てみると、所々に水が逆流していたなんてことも珍しいことではありません。

なぜこんな現象が起きるかというと、スイッチを切るとエアーチューブ内にある空気が水に溶けていきます。

それでチューブ内が真空に近い状態になるんですね。

そうすると、チューブに圧力(大気圧)がかかって中に水が流れ込んでくるという訳なんです。

 

ところで皆さんは、エアーチューブに水が逆流したということを経験されたことがありますでしょうか。

僕は、エアーポンプを低い位置に設置していた時に、少量の水が逆流してきたというのを経験したことがあります。

が、エアーポンプ本体まで水が到達したことは一度も無いんですね。

恐らくは、僕と同じくエアーポンプを低い位置(水面より下)に置いている方は、少量の水がチューブ内を逆流しているのを見たことがあるかと思います。

ただし、逆流した少量の水はエアーポンプの遥か手前で止まって、さすがにエアーポンプまで到達するというのはなかなか聞いたことがありません。

 

停電や故障で逆流のリスクも!?

新しい熱帯魚を購入してきて水合わせをするときなんかは、エアーチューブで水槽の水を逆流させる点滴法というのがあります。

熱帯魚を水槽に入れる前に!水合わせの基本で王道「点滴法」に必要な道具とやり方

 

これは、口で吸い込んで流れるスピードに勢いをつけることで「サイフォンの原理」を用いた方法です。

サイフォンの原理が働くと、流れを止めない限り吸い込み口から出るまでは延々と水を排出し続けます。

上記でも書きましたが、圧力が加わることで多少の水が逆流することはありますが、何らかの力が原因で水が勢いづいた場合、多量の水が逆流してしまうリスクもゼロとは言い切れません。

調べてみると、逆流してエアーポンプ内に水が入って性能が悪くなった(空気量が激減)というのがありました。

 

また、一番気を付けたいのは停電や故障です。

思いもよらぬ時にいきなり電源がOFF状態になるので、そんな時に逆流なんてしたら大変ですよね。

逆流防止弁という小さなアイテム1個取り付けるだけで、逆流は完全に防げるので、一応は取り付けておいた方が良いといえますね。

 

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エアーポンプを置く位置でも変わる

小さいときに見た熱帯魚の入門本で、「エアーポンプは水面より高くに設置する」というのを読んだことがあります。

そう、これは逆流防止対策なんですね。

エアーポンプが水面よりも高い位置にあれば、水面より上に出ているチュープ内より先には逆流してきません。

つまり、水面よりもエアーポンプの位置を高く出来るという方には、特に逆流防止弁の必要性は無いといえます。

 

ただ、水面よりも高く設置するとなると、壁に釘やネジを取り付け引っかけるとかしないと難しいですよね(汗

どうしても水面より下に設置しなくてはいけないという方も多いはずです。

そんな時は、逆流防止弁を使えばOKという事なんですね。

 

常時設置はリスクも!?

逆流防止弁を常時装着しておくと、逆流防止弁本体もそうですし、エアーポンプにも負担がかかり寿命が短くなることもあるようです。

逆流防止弁は、水の逆流を防ぐ為に内部の構造は常時扉が閉まっているような感じで、エアーポンプ側からしか空気が通らない仕組みになっています。

なので、何も取りつかない時と比べて若干ですが空気の流れが悪くなるんですね。

それを長い期間続けていると、エアーポンプに負担がかかってしまうということなんです。

また、逆流防止弁も常時作動するわけですから、かなり消耗することは想像が付きますよね。

なので、スイッチを止めている時、外出するときだけ取り付けることで、いくらか負担を軽減できるでしょう。

 

逆流防止弁を付ける位置

逆流防止弁をエアーチューブのどの位置に取り付ければいいのか・・・。

これに関しては、基本的にどこでもいいです。

ただ、中には「水面よりも上に設置する」という方もいるみたいですが、実際には水面より全然下でも構いません。

というのも、どの位置に取り付けようが、逆流防止弁を取り付けた時点で水槽側からの一切の空気は通れなくなります。

故に、逆流するわけがないんですね。

なので、無理して水面より上になるように逆流防止弁を取り付ける必要は全く無いです。

 

それよりも安価で売られている逆流防止弁は、性能的に完ぺきではありません。

つまり、逆からの力を完全にシャットアウト出来ない、いわゆる不良品も多々存在すると。。。

なので、購入してきたらエアーチューブを接続して、口で吹いて逆側からは空気が通らないかを確認するといいでしょう。

また、向きがあるので間違わないでくださいね!

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