今や観賞魚で人気のある種類となっている「アカヒレ」ですが、「コッピー」という名前でも親しまれています。
アカヒレがコッピー・・・まるで原型がないくらい変わっていますので、なにが由来なのか気になっている人もいるはず!
というのも、これは”コップでも飼育が出来る丈夫な魚”ということから付けられているのですが、「コ」は、まあコップのコだから分かるけど、、、「ピー」はなんや。。。と思いますよね。
ここでは、アカヒレがコッピーと呼ばれる由来についてご説明しますね!
コッピーは商品名
まずアカヒレですが、この魚は低水温~高水温に耐えられ、水質にもそれほどうるさくないという、観賞魚の中でも特別丈夫な魚で知られています。
その丈夫さを利用して、(株)ぶろっさむ(現在は倒産している)という会社が瓶詰のアカヒレを「観賞魚育成セット:コッピー」として売り出した、いわば商品名なんですね。
熱帯魚と水草で、酸素と二酸化炭素を交換し合い、排泄物は微生物(バクテリア)によって分解されるというサイクルを作り、密閉空間でもアカヒレの飼育を可能にした「バイオアクアリウム」という画期的方法による商品なんです。
販売元の会社様は、今はもうないので見ることは無くなりましたが、昔は熱帯魚ショップやホームセンターの熱帯魚売り場なんかには必ずと言っていいほど「コッピー」が売られていました。
この商品が切欠で、アカヒレを友達同士で購入して飼育したり、熱帯魚の始まりという方も非常に多いはずです。
ちなみに、コッピーの「コ」は上記でも書きましたが、コップでも飼育できることから由来していますが、「ピー」はなんなんでしょうね(笑
熱帯魚でも最も人気の高いグッピーの名前を取った、商売戦略というのも考えられますね。
販売元がなくなった今でもアカヒレはコッピーの名前で親しまれていることから、熱帯魚業界に絶大な影響力をもたらしたということになりますよね。
瓶詰でも飼育できるほど丈夫なの!?
確かにアカヒレは小さい容器、コップなどでも飼育が可能といえば可能です。
ただし、小さい容器だと「水量が少ない=水が汚れやすい、水温の変化が激しい」などのデメリットがあり、またフィルターなどの設備を設置することもできません。
なので、小さい容器で飼育するのは難しく、出来ればある程度大きな水槽に移して飼育した方がしっかりと育てることが出来ます。
そのことから、狭い中で飼育させるのは可哀そうだ・・・という声も多かったと聞きます。
時代が進むごとにこういった販売方法は厳しくなってきますからね。
販売元が無くなり、もう店で瓶詰のコッピーが見られなくて残念という声がある一方で、販売元には申し訳ないのですが安堵の声も多く聞きました。
とはいっても、同じような商品が既に出回っていますがね(笑
ベタ「・・・」
コッピーの名を広めた功績は絶大
アカヒレは、観賞魚として人気が出る前は、大型熱帯魚や肉食性の強い魚の「生餌」として利用されることがほとんどでした。
でも、今では観賞魚の水槽で群れを作って泳がせる人も多いほど、人気の高い魚となっています。
アカヒレの人気に火を付けたのが、何を隠そう「(株)ぶろっさむ」のコッピーなんですね。
アカヒレ専用の餌では、「コッピー」の名前がそのまま使われているものだってあります。
それほど根強い人気があるのでしょうね。
コッピーを楽しむことも可能!
アカヒレは、低酸素に強い魚なのでエアレーションのブクブクを使用しなくても普通に飼育できます。
また、フタが付いている容器は、常時フタをしていても問題ありません(飛び出し事故防止に効果的)
瓶は”ある程度大きい方”が水量も多く、水が急激に汚れるということが無いのでお勧めです。
砂利はインテリア性の高いガラス石なんかを使用するのもオシャレです。
つぎに、光合成する水草を少量入れるようにすれば、あとは水質の管理さえしっかり行えばOK!
デスク上に置けば、癒しのあるインテリアとしても大活躍しますよ。
ちなみにお勧め水草は、、、
「ウィローモス」という水草で、コッピーのガラス瓶の中にも使用されていたものです。
とても丈夫な水草で、成長すると複雑な茂みを形成します。
石や流木に巻き付けて育てると、観賞価値が非常に高くなります。
理科の実験でも使われるアナカリス(和名:オオカナダモ)です。
太い茎に鮮やかな緑色の葉が美しく、砂利に挿し込まずにそのまま数本入れておくだけでも見た目が良くなります。
瓶のような容器に使用する水草としてはうってつけの存在です。
アカヒレという魚の習性や導入時の注意についても知っておきましょう!