コリドラスのヒレのトゲには毒がある!?毒の強さや導入時・混泳・持ち運びの注意点

コリドラスの仲間

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熱帯魚で人気のある種類の一つに「コリドラス」がいます。

アクアリストであれば誰もが知っている名前で、小さい口にチャームポイントのヒゲ、ボケーっとした愛嬌のある顔がとっても可愛らしい熱帯魚ですね!

ちなみに、皆さんはコリドラスが毒を持つ熱帯魚だってご存じだったでしょうか?

種類によって毒の強さが違うとされていますが、いずれにしても、どのコリドラスも少なかれ胸ビレの尖った部分に毒を持っているんですね。

ここでは、コリドラスの持つ「毒」についてのお話をしていこうと思います。

 

コリドラスの毒について

コリドラスと言えば、非常に温和な熱帯魚で、他の熱帯魚との混泳にも適した種で知られています。

また、低層に落ちた食べ残しを綺麗にしてくれるため、水槽の「掃除屋」としても有名で、コリドラスを他の熱帯魚と混泳させる方も多いかと思います。

可愛らしい顔つき、そして泳ぎ方からコリドラスを専門に飼育するマニアも尽きないというほど、人気のある存在なんですよね!

 

そんなコリドラスですが、実は「毒」を持つ熱帯魚だったんですね。

どこの熱帯魚ショップでもごくごく普通に売られているコリドラスなので、毒があるなんて初めて聞いた方からすれば驚きかもしれません。

とはいっても、古くから親しまれてきた熱帯魚で、多くの方々が他の熱帯魚と混泳を楽しまれているように、コリドラスの毒と言うのは普通の飼育下では全く気にする必要もないという事が分かります。

これを知れば一安心ですよね!

・・・では、どのような時に毒を出すのか、また注意点などを以下で詳しくご説明していきますね!

 

コリドラスの毒はヒレにあり!

まず、コリドラスの毒ですが、、、ヒレの尖った部分にあるんですね。

特に注意なのがエラ付近の「胸ビレ」の部分で、左右トゲ状になっており手で持った時に刺さりやすいです。

なので、コリドラスには胸ビレに毒があると言われますが、実際はトゲ部分全てに毒を持つようです。

コリドラスは身の危険を感じた時、ヒレをピーンと伸ばすので、落としてしまったりなどの理由で直接触らなければならない時は、このトゲ(特に胸ビレ)に注意してくださいね!

 

実際に手に刺さったという事故も多々報告されていますが、命にかかわるような強い毒性は持っていません。

コリドラスの種類によっても毒の強弱は様々ですが、毒の症状としては手が痺れたり、痛みが一日中続いたりします。

コリドラスの毒は、たんぱく性の毒なので「ぬるま湯」で幹部を温めることで毒が変質し、痛みを和らげることが出来ます。

 

ちなみに、毒の強さはヒレに色が付いた種類のコリドラスが一段と強いと言われます。

例えば、シュワルツィやゴッセイなどがそうです。

特に、コリドラス・シュワルツィは、特に毒が強いコリであることが分かっています。

 

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普通の飼育では問題ない理由

コリドラスの毒は、普通の飼育では気にするにも値しないほどと言われます。

これは実際にそうですよね!

多くの方が混泳魚にコリドラスを導入していますし、毒があることすら知らないという方も多くいます。

もし、相当ヤバイ毒であれば飼育自体に制限がかかっているはずなので。。。

 

上記でも説明した通り、コリドラスにはヒレの尖った部分(トゲ)に毒を持っています。

ですが、コリドラスは防衛目的で自分からこのトゲで相手に刺そうとすることはありません。

もし刺さったのであれば、相手から刺さってきた、、、まあ不意の事故で刺さってしまったような感じ、、、という場合がほとんどです。

 

なので、コリドラスを追いかけまわすような縄張り意識の強い熱帯魚、攻撃的な熱帯魚では、少なからずトゲによる事故が起きる可能性があり、混泳には向きません。

逆に、コリドラス同様に温和で大人しい熱帯魚であれば、そのような事故は起こらないので、全く気にすることなく混泳が楽しめるという事なんですね。

 

ストレスによる毒の分泌

コリドラスは、ストレスによって毒を分泌することがあるんですね。

例えば、購入して小さい袋に入れられて長時間そのままだと、当然ストレスがかかりますよね。

また、コリドラスに対して攻撃的な熱帯魚がいたり、とにかく生活しにくい環境でもストレスが当たり前にかかってきます。

 

ストレスによって分泌される毒の強さですが、基本的に水槽内であれば十分な水量があるので、ほとんど影響はないと思っていいでしょう。

むしろ水槽内では毒を分泌しないとまで言われていますが真相は分かりません。

ただ、購入時や引っ越し時など、狭い場所に長時間入れておくのは注意が必要です。

狭い場所だと、水量も少なく、そんな場所で毒が分泌されたら、、、想像が付きますよね(汗

実際に、自分の出した毒が原因で死に至ることも多々あるんです。

 

なので、コリドラスを運ぶときのポイントとしては、同じ袋やケースに複数匹入れない、ある程度の水量を確保することが重要です。

クーラーボックスのように多くの水量があるなら複数匹同時に入れても問題にはならないでしょう。

小さい袋で運ぶときは、1匹1匹小分けにして持ち運ぶのが得策といえます。

また、ストレスを出来るだけ与えないよう、移動時はあまり揺らさないようにしましょうね!

 

ちなみに、毒が分泌すされると水が濁ったようになり、強いニオイもします。

水槽内のような大量に水がある場所ではさすがに分かりませんが、小さい袋の中ではハッキリと分かりますので、水が濁っている場合は要注意です!

 

導入時の注意点

熱帯魚って購入すると、まず水温と水質を合わせるために「水合わせ」をしますよね。

熱帯魚を水槽に入れる前に!水合わせの基本で王道「点滴法」に必要な道具とやり方

 

購入してきたコリドラスは、通常は袋に入れられているかと思います。

ショップから自宅まで持って帰ってくる時間には、少なからずストレスがかかって毒が分泌されている可能性もあるんですね。

また、ネットショップで購入した場合も同様で、ショップで直接購入する以上の時間を要する場合がほとんどだと思いますので、ストレスがかかり毒が分泌されているケースも珍しいものではありません。

なので、水合わせ後はコリドラスのみを専用ネットで水槽内に移し、コリドラスが入っていた袋の水は水槽内に入れないようにしましょう!

 

まあ、毒と言うと怖いイメージがありますが(実際コワイんですけどね汗)、、、コリドラスの毒に関しては、通常の飼育下では全く問題にならないレベルなんですね。

まあ、身近にも実はこういった毒を持った熱帯魚っているんだなぁ~程度に思っていていいでしょう(笑

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