ダイヤの輝きと炎の赤を持つ極小熱帯魚「ダイヤモンドフレーム・テトラ」の飼育方法と注意点

カラシン科

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小型カラシンには、ド定番ともいうべき存在のネオンテトラをはじめ、他にも多くの美しい種類が存在し、熱帯魚飼育には欠かせない存在となっています。

そんな魅力いっぱいのカラシン科の中で、美しい種をひとつご紹介したいと思います。

ここでご紹介するのは「ダイヤモンドフレーム・テトラ」といって、その名の通り、体表にダイヤモンドを散りばめたようなキラキラが光り輝き、さらには炎(フレーム)のように真っ赤に染まるという珍しい色彩を持つ魚です。

さらに本種は、極めて小さい種、、、いわゆる極小の熱帯魚でして、体長は最大で3cmほど。

あのネオンテトラよりも一回り小さい感じです。

なので、小さくて美しい熱帯魚を導入したいという方にはオススメの存在といえます。

以下では、ダイヤモンドフレーム・テトラの飼育方法や導入時の注意点についてご説明していきますね!

 

ダイヤモンドフレーム・テトラについて

ダイヤモンドフレーム・テトラは、小型カラシン科の熱帯魚で、フレームテトラの改良品種です。

名前の通り、体の前半部分にはダイヤモンドを散りばめたような美しい輝きが見られ、後半部分は炎のように真っ赤に染まるという特徴があります。

特に腹ビレと尻ビレが赤く染まり、真っ赤に染まった個体は非常に美しいものがあります。

 

体長が3cmほどと超小型の熱帯魚ですが、やや体高があるので見ごたえがあるんですね。

真っ赤な体色は、水草レイアウトに良く映えるので、複数のダイヤモンドフレーム・テトラを泳がせるのもいいですよ!

 

ダイヤモンドフレーム・テトラの飼育データ

  • 体長:3cm
  • 水温:20℃~25℃
  • 水質:弱酸性~中性
  • 寿命:2年~4年(個体差あり)
  • 参考価格:1匹あたり600円前後

 

ダイヤモンドフレーム・テトラは、体長が最大で3cmまでしか成長しない、超小型の熱帯魚です。

性格は極めて温和なので、同種同士で群泳はもちろん、同サイズ程度の多種との混泳も気軽に楽しむことが出来ます。

とても丈夫な熱帯魚なので、初心者でも容易に飼育が楽しめます。

その為、「入門魚」として最初に飼育する熱帯魚としてもピッタリの存在です。

 

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水合わせをしっかり行おう!

熱帯魚を購入してきて、自分の水槽に入れる前に必ず行わなくてはいけない作業があります。

それが「水合わせ」。。。

水合わせというのは、簡単にいってしまえば水質と水温を合わせる作業の事を言います。

 

購入してきたときに袋に詰められている水の水質と、自宅水槽の水質、また温度も然り、これらには違いがあります。

熱帯魚は、水に依存して生活する生き物なので、いきなり違った水質や水温の場所に移動させられると、体長を崩したり、ひどいときはショック症状を引き起こして死んでしまうこともあります。

それを防ぐための作業こそが、この「水合わせ」なんですね。

ダイヤモンドフレーム・テトラは、かなり丈夫な熱帯魚ですが、どんなに丈夫な種であっても、この工程を怠ることのないようにしましょう!

※水合わせのやり方については、以下の記事をご覧ください。

熱帯魚を水槽に入れる前に!水合わせの基本で王道「点滴法」に必要な道具とやり方

 

餌の与えすぎには注意を!

ダイヤモンドフレーム・テトラは、人工利用や生餌など、熱帯魚の餌であればなんでも食べてくれるような熱帯魚です。

飼育環境に慣れている個体であれば、人が近寄ると水面付近によってきて餌を欲しがり、与えても与えてもバクバク食べてすぐになくなってしまうので、つい多く与えがちになることもあるかと思います。

ただ、与えすぎると体形が崩れてしまう恐れがあるので、与えすぎには絶対に注意が必要です。

僕ら人間と同じように「腹八分目」ってやつですね!

 

ちなみに、与える餌については、カラシン専用の人工飼料がオススメです。

ダイヤモンドフレーム・テトラ自体が小さい魚なので、大きな餌は与える前に指ですり潰して食べやすくしてあげるといいでしょう。

また、嗜好性が高く、栄養満点のブラインシュリンプを沸かして与えるのもオススメです!

稚魚の成長が早くなる!栄養価MAXの生餌「ブラインシュリンプ」を孵化させて熱帯魚に与えてみよう!

 

ダイヤモンドフレーム・テトラの繁殖について

ダイヤモンドフレーム・テトラは、飼育が容易なことで知られる熱帯魚ですが、実は繁殖も十分に狙うことが出来ます。

小型カラシン科の熱帯魚には、繁殖が難しい種が多いのですが、そんなカラシン科の中でも、ダイヤモンドフレーム・テトラの繁殖は容易とされているんですね。

 

ただ、オスとメスの判別は難しいですが、繁殖期になるとメスは抱卵のため太っている、、、いわゆるメタボ体形のようになります。

対してオスはスマート体形なんですね。

そして、産卵期になるとオスはメスを追い掛け回す行動が目立つようになってきます。

そうなればいよいよ産卵間近ということが分かります。

 

確実に繁殖を成功させたいときは、産卵の専用水槽を別で立ち上げて、その水槽の底にウィローモスのような複雑な茂みを形成する水草を張り巡らせておくのがオススメです。

※卵は小さくて見つけにくいので、砂利を敷かないベアタンク方式で!

そこに何匹かのオスとメスを入れて、産卵が確認されたら卵が食べられないように、親魚をもとの水槽に戻して卵と親を隔離するといった感じです。

ちなみに、ダイヤモンドフレーム・テトラは、卵をばら撒くように産み落とす「ばら撒き型」と呼ばれる産卵形態です。

ウィローモスを敷くのは、ばら撒かれた卵が親魚に食べられにくくするためなんですね。

 

さいごに

ダイヤモンドのような美しい輝きに加え、燃え盛る炎のように赤い色彩を纏うという、何ともゴージャスで贅沢な熱帯魚のダイヤモンドフレーム・テトラ。

体長が小さくても、存在感ありまくりの美しい見た目をしているので、これを複数で泳がせれば想像を絶するほど綺麗な水槽にすることも可能!。。。といっても過言ではありません。

小さくても存在感のある魚、、、かなり珍しい種なので、「極小サイズが理想だ!」「それでいて、綺麗な種がいい!」という贅沢な希望に応えてくれる存在になってくれるでしょう!

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