「グローライト・テトラ」は飼い込むほどオレンジ色の線(ライン)が美しくなる|飼育方法や注意点について

カラシン科

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体の中央を横一直線に、鮮やかなオレンジ色のラインが入る「グローライト・テトラ」をご存知でしょうか。

グローライト・テトラは、古くから親しまれている熱帯魚で、丈夫で飼育が容易なことから初心者入門魚としても紹介されている種類でもあります。

そのことから、初めてアクアリウムを始めるという方にはお勧めの熱帯魚でもあります。

鮮やかなオレンジ色のラインは、水草レイアウトに映えて美しいので、水草を茂らせた水槽に導入するのもいいですね。

ここでは、グローライト・テトラの飼育方法や導入時の注意点などについてご説明していきます。

 

グローライト・テトラについて

グローライト・テトラは、南米のガイアナ共和国に流れる、エッセクイボ川に生息する小型のカラシン科の熱帯魚です。

グローとは、白熱や光、輝きとった意味があり、その名の通り、鮮やかで内側から輝いているかのように見えるオレンジ色のラインが特徴的で綺麗です。

体色は、半透明で清涼感のある感じなので、オレンジ色のラインが非常に目立つ色彩になっているんですね。

また、飼育していくうちにヒレのフチが白色の発色を見せるという特徴があります。

 

グローライト・テトラの飼育データ

  • 体長:最大で4cm程
  • 水質:弱酸性~中性
  • 水温:20℃~28℃
  • 寿命:3年

グローライト・テトラは、体長が最大で4cmほどの小型の熱帯魚です。

寿命が3年ほどと、小型カラシン科では長寿な方で、水温も20℃~28℃と幅広く対応できます。

その上、丈夫でもあることから初心者でも容易に飼育できる熱帯魚と言われているんですね。

また、性格も非常に温和なので、他の熱帯魚との混泳にも向いています。

混泳させる他の魚も、同等のサイズ、同じく温和な種類であれば全く問題ありません。

水草も食害することは、まずないので安心して飼育が楽しめる熱帯魚なんですね。

 

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グローライト・テトラは飼い込むほど美しさが引き出されてくる!

ショップで売られているグローライト・テトラは、なんだか地味に見えたりするんですね。

ネットショップで購入して、導入初期も同じことが言えます。

というのも、グローライト・テトラは人気の熱帯魚で、しかも安価で購入できます。

そのため、非常に回転率が良いとされ、仕入れて間もない、いわゆる「疲れた状態」の個体であることが多いのです。

熱帯魚は、万全ではない時、「もしかして病気かな・・・」と疑うほど発色が薄かったりします。

しかし、落ち着いて慣れてこれば徐々に本来の発色が引き出されてきます。

なので、ショップで見た時は地味だったのに、導入して水槽で飼育していくうちに見違えるほど綺麗になったというギャップの多さに驚く人が多いと聞きます。

水槽にいれて、しっかりと飼っていれば、透明感のあるボディに、鮮やかなオレンジのラインが映えてきます。

そして、次第にヒレのフチが真っ白に染まって、されに美しい姿を見せてくれます。

飼い込めば飼い込むほどに美しくなる熱帯魚ということなんですね。

 

食べ過ぎや混泳時の餌やりには注意を!

グローライト・テトラは「何でも食べる」というくらい、本当に熱帯魚の餌として出回っているものなら面白いくらいバクバク食べてくれます。

その為、食べ過ぎてお腹がパンパンになっても食べ続けますので、餌の与えすぎには注意しなくてはなりません。

また、コリドラスなどの低層~中層を泳ぐ熱帯魚、憶病であまり積極的に餌を食べに来ないような種類との混泳時にも注意が必要です。

というのも、餌を与えるとグローライト・テトラが我先にとバクバク餌を食べて、他の種類の熱帯魚に行きわたらないことがあるんですね。

なので、グローライト・テトラと混泳させるときは、他の熱帯魚にも餌が行きわたっているか確認しながら与えると安心ですね。

とはいっても、何もグローライト・テトラだけが積極的に餌を食べるわけではありません。

究極的なところで言うと、「うざい」とまで言われている、ゼブラダニオあたりでしょうかね。。。

紺青と金の縞々(シマシマ)模様が綺麗な「ゼブラ・ダニオ」の飼育方法と導入時の注意点について

 

グローライト・テトラの繁殖

グローライトテトラは、比較的容易に繁殖により増やすことが可能です。

産卵時期になるとメスは抱卵の為、お腹がふっくらして太って見えるのに対し、オスはスマートなので外見である程度の判別は可能です。

産卵形態は、カラシン科で多い「バラ撒き型」で、卵をバラまくように産卵するんですね。

卵は小さく、親や他の魚に食べられてしまう恐れがあります。

確実に増やしたい場合は、混泳させずにグローライト・テトラだけで飼育して、ウィローモスを複雑に茂らせた場所で産卵させると食べられるリスクを激減できます。

さらにいえば、産卵用の専用水槽を別で用意して、一時的にペアを移して産卵後に元の水槽に戻すのが確実です。

※30cmほどの大きさの水槽で十分で、ウィローモスを茂らせるのが理想

産卵専用の水槽には、2~3ペアほどいれると成功率もグンと高くなるでしょう。

 

さいごに

グローライト・テトラは、飼い込めば飼い込むほど美しくなる熱帯魚です。

綺麗な発色が出たオレンジ色は、水草の緑色との相性が抜群なので、水草レイアウトに複数導入して、群れを作らせるとより一層、観賞価値の高い美しい水槽を作り出すことが出来ます。

色んな種類の水草を育てている水槽では、普通に飼っているだけで気が付いたら稚魚がいたということも普通にあります。

繁殖もカラシン科では容易な種類になるので、繁殖にチャレンジして増やしてみるのもいいですね。

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