紺青と金の縞々(シマシマ)模様が綺麗な「ゼブラ・ダニオ」の飼育方法と導入時の注意点について

ゼブラ・ダニオ

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飼いやすい熱帯魚は数多くいるけれど、その中でも特にお勧めなのが「ゼブラ・ダニオ」です。

ゼブラ・ダニオは、その名前の通り青色と金色の縞々(しましま)模様が特徴的で、どんな餌でも良く食べ、水槽内を元気に動き回るため観賞魚として大いに楽しめる魚だと思います。

丈夫で飼いやすいため入門魚としてはお勧めですが、混泳時にちょっと注意しなくてはいけないこともあります。

ここでは、ゼブラ・ダニオの飼育方法や導入時の注意点をご説明していきますね。

 

ゼブラ・ダニオについて

ゼブラ・ダニオは、ゼブラフィッシュという名前でも流通する、コイ目・コイ科・ダニオ亜科(ラスボラ亜科)のダニオ属に分類される熱帯魚です。

原産国はインドですが、暖かい地方の河川や池などに持ち込まれたものが繁殖して定着していこともあるようです。

日本でも、沖縄の一部で外来種として定着しているのが確認されています。

そのことからも、幅広い水質に対応できる丈夫な熱帯魚だということが伺えますね。

色彩は、紺色~青色と金色のゼブラ模様があまりにも特徴的で、この模様が名前の由来となるくらいです。

コイの仲間だけあって、小さいヒゲがちょこんと付いているのも愛嬌があって可愛らしいです。

 

ゼブラ・ダニオの飼育データ

  • 体長:最大5cm程度
  • 水質:中性~弱アルカリ性
  • 水温:23℃~28℃
  • 寿命:5年ほど

ゼブラ・ダニオは、体長が最大で5cmほどの小型の熱帯魚です。

性格は大人しく、温和なため他の熱帯魚とも混泳は可能です。

が、混泳時には以下の点に注意が必要です。

 

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ゼブラ・ダニオは「うざい」とよく言われている!?

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グーグル先生で「ゼブラダニオ」と検索をすると、関連検索キーワードに「ゼブラダニオ うざい」という文字があるのが確認できるかと思います。(2018年8月22日 現在)

この関連キーワードには、ある程度の検索ボリュームがあるものが表示されるようになっているので、ゼブラダニオのことを「うざい」と思っている人は多いのかもしれませんね(汗

それにしても、ウザイって・・・すごい言われようですよね(笑

では、なぜそういわれているのか以下でご説明します。

 

動きが活発過ぎるので混泳には要注意

ゼブラ・ダニオは他の熱帯魚と比べると、圧倒的に水槽内を動き回る習性があります。

単一で飼育していれば、元気よく動き回っているゼブラ・ダニオは見ていて楽しいですが、おっとりしている熱帯魚と混泳させると、あまり動かない魚の周りを激しく泳ぎまくるのが目につくので、ウザイと言われているのかもしれませんね。。。

小型の熱帯魚と混泳させる場合は、小さい魚がビックリしたり、体を休められなくてストレスになる恐れもあるので、注意が必要といえます。

なので、混泳させるときはゼブラ・ダニオの数にもよりますが、同じ大きさくらいで、ある程度動き回る熱帯魚を選ぶようにしたいですね。

 

エサ食べまくり注意!

ゼブラ・ダニオは、熱帯魚用の餌ならなんでも食べるというくらい雑食性・食欲ともに強い魚です。

それだけならまだいいのですが、ものすごい速さで我先にと餌をバクバク食べようとします。

これにより、混泳水槽ではゼブラ・ダニオだけが多くの餌を食べ、他の熱帯魚に十分な餌が行きわたらないという問題が出てきます。

・・・と、まあ、、混泳水槽では他の熱帯魚からしてみれば、確かに「うざい」存在であることは間違いないようです。。。

 

ゼブラ・ダニオは繁殖力も旺盛な熱帯魚

ゼブラ・ダニオは、繁殖力が非常に強く、水槽内でも簡単に増やせる熱帯魚です。

この繁殖力が高いという理由から、脊椎(せきつい)動物のモデル生物にもなっており、実験・研究でよく利用され遺伝子の解明が進んでいるというスゴイ奴でもあるんです。

繁殖期になると、雄は黄色みが強く出てヒレがメスよりも長くなる傾向にあります。

メスは、抱卵によりお腹がふっくらし、オスよりも一回り大きいのが特徴です。

卵は1mm程度の非常に小さいもので、産卵後に親や他の魚に食べられてしまうことも多いです。

そのため、増やしたい場合は産み付けられた卵を隔離して管理するようにしないといけません。

 

遺伝子組み換えの光る個体がある?

ゼブラ・ダニオは光る熱帯魚と、まれに勘違いされている方がいるようですね。

ただし、実際に光るゼブラ・ダニオは存在します。

光るとは、光が反射して輝いて見えるとかではなく、ブラックライトを当てると蛍光色の光を発するのです。

恐らく、画像検索で光っているゼブラ・ダニオが出てくることがあるので、それを見て光る魚だと誤解されているのでしょう。

もともとのゼブラ・ダニオは全く発光しません。

発光するゼブラ・ダニオは、クラゲ由来の発光DNAを注入して遺伝子操作をした個体なんですね。

他にも、サンゴ由来のDNAを注入して、赤い発色を示すものなどもあるようですが、環境省の未承認である遺伝子組み換え個体は、輸入が認められていませんし、当然ショップでの取り扱いも不可能となっていますので、実際に目にするということは無いでしょう。

これらは、遺伝子操作の水生生物の許可が取られている地域でのみ流通する個体ということですね。

 

最後に

ゼブラ・ダニオは、激しく動き回り、餌を食べまくるという、混泳が難しそうな熱帯魚に思えてきそうです。

ですが、ゼブラ・ダニオは上層を泳ぐ魚なので、中層を泳ぐラスボラ系やカラシン科などとは、相性がよく混泳も普通に楽しめるでしょう。

紺~青色と金色の縞々(しましま)が美しい魚で、逆に激しく動き回る姿は、観賞魚として見ていて楽しいので、活発な熱帯魚を導入したいとお考えの方には是非お勧めです。

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