真っ白~白銀カラー輝く熱帯魚!「プラチナホワイト・エンゼルフィッシュ」の飼育方法と注意点

エンゼルフィッシュ

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熱帯魚の女王と称されるエンゼルフィッシュは、体高があって、長いヒレを持つ、あまりに特徴的なシルエットが有名な魚ですよね。

実際に見たことが無い方でも、エンゼルフィッシュと聞けば「どんな形」をしているのか想像がつく方の方が多いと思います。

それほど世に浸透している熱帯魚でなんですね。

エンゼルフィッシュにも色々と種類、カラーバリエーションがありまして、、、その中でも特に「綺麗」「美しい」と呼ぶに相応しいのが「プラチナホワイト・エンゼルフィッシュ」です。

プラチナ個体と言うのは、輝くような白銀色をしているものを指し、体表面積が広く長いヒレを持つエンゼルフィッシュのプラチナ個体は、かなり見ごたえがありますよ!

ホワイトカラーがお好きな方にも是非お勧めのエンゼルです。

ここでは、プラチナホワイト・エンゼルフィッシュの飼育方法と導入時の注意点についてご説明していきますね。

 

プラチナホワイト・エンゼルフィッシュについて

プラチナホワイト・エンゼルフィッシュは、改良品種のエンゼルフィッシュです。

白色の突然変異個体を固定化した種だと考えられ、2002年に改良品種の元となる独立表現型品種として流通しました。

この白銀の個体から注目され、人気の高いエンゼルフィッシュとなっています。

 

エンゼルフィッシュと言えば、特徴的な「体形」をしており、このシルエットは町や雑誌など様々な所でも使われるほどです。

とにかく体高があり、そして長いヒレ(特に背びれ・胸ビレ)を持つのが特徴です。

プラチナホワイト・エンゼルフィッシュは、全身が白銀カラーに覆われて、とても美しいです。

成長すると、各ヒレや体表に鮮やかな水色の輝きが現れて、一段と美しさがupします。

体を覆うように強い光沢感があるので、高級感たっぷりで、この美しいボディは見ていて飽きないですよ!

 

プラチナホワイト・エンゼルフィッシュの飼育データ

  • 体長:12cmほど
  • 水質:弱酸性~中性
  • 水温:22℃~32℃
  • 寿命:5年以上
  • 参考価格:1匹あたり2000円前後

 

プラチナホワイト・エンゼルフィッシュは、体長が12cmほどまで成長する中型の熱帯魚です。

小型種の熱帯魚やエビは食べられてしまう危険性があるので混泳はNGです。

また、ヒレをかじる習性のある熱帯魚と混泳すると、エンゼルの立派なヒレがボロボロにされてしまう危険性があるので、そういった種との混泳も避けるようにしましょう。

エンゼルと混泳に適した種と言えば、コリドラスやローチなどの低層魚とは非常に相性が良いことで知られています。

 

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小さい時期は水質に敏感

プラチナホワイト・エンゼルフィッシュは、幼魚の時は水質の変化に敏感です。

一旦、慣れて落ち着いてしまえば飼育は難しい種類ではないので、導入時期の水合わせ、そして換水時の水温の急変化には特に気を付けるようにしましょう。

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プラチナホワイト・エンゼルフィッシュを群泳させるには

プラチナホワイト・エンゼルフィッシュだけで飼育していると、成長とともに力関係がハッキリとして、強い個体が弱い個体を追い払ったり、攻撃的な姿勢を見せることがあります。

餌を食べる時も、弱い個体は強い個体に追い払われて、ろくに食べ物を食べられないこともあるんですね。

そうなれば、当然ですが弱い個体は成長速度が遅いですし、どんどん弱って、力関係の差がかなり開く一方です。

上記のようなことは、エンゼルフィッシュを少ない数で飼育している時に多く見られます。

 

これを防ぐ方法としては、ある程度の数のプラチナホワイト・エンゼルフィッシュを飼育することです。

複数匹で飼育していれば、強い個体の攻撃対象は分散されて、同じ個体ばかりがいじめられるという事は少なくなります。

強い縄張り意識を持つ熱帯魚でも、複数で飼育することで縄張り意識を低下させる効果も知られているんですね。

なので、弱い個体が一方的に攻撃されるような状況では、隔離するか、数を増やすことで飼育が上手くいくことがあります。

 

個体を新たに導入するときの注意点

エンゼルフィッシュは、国内ブリード個体と、海外ブリード個体を同じ水槽にいれると、細菌性による感染症にかかりやすいというリスクがあります。

なので、新たにエンゼルフィッシュの数を増やす場合は、既に飼っているエンゼルと同じ産地の個体から選ぶ必要があるといえます。

例えば、しっかりしているショップでは、名前の後ろや説明欄に「〇〇ブリード個体」と言うように、どこの国でブリードされた個体かを明記しているはずです。

また、導入前には自分でしっかりとトリートメント作業をすることで、感染症のリスクを最大限に軽減できるといえましょう!

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プラチナホワイト・エンゼルフィッシュの繁殖について

プラチナホワイト・エンゼルフィッシュは、水槽内での繁殖が可能な種です。

オスとメスの判別に関しては、見た目で判断するのは非常に難しいため、小さいうちから複数匹購入してペアを形成するのを待つのが確実でしょう。

ペアを形成すると、ともに行動するようになり、自分たち以外の熱帯魚を追い払う行動が見られるので、ペアはすぐに分かります。

 

産卵は、パイプ部分や、水草の葉に産み付けられます。

水草を使用するなら、葉幅のあるアマゾンソードは、どこのショップにも売っていて非常に安価な為、お勧めです。

エンゼルフィッシュの面白い所は、卵の管理から稚魚の世話まで親が行うのを水槽内で見ることが出来るという所でしょう。

水槽内にペアの2匹以外にいないのであれば、そのまま隔離せずに親に世話を任せて大丈夫です。

なので、ペアを形成したら、その2匹を繁殖用の水槽に移してあげるといいですね!

餌は、ブラインシュリンプを沸かして投入してあげるといいでしょう。

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さいごに

光沢のあるホワイト~白銀に輝くボディが魅力的のプラチナホワイト・エンゼルフィッシュは、飼育していると水色の綺麗な発色が現れ、飼い込むほどに美しくなる熱帯魚なんですね。

また、エンゼルフィッシュ特有の卵の管理・稚魚の世話が見られる行動を水槽内で見られる魚となるので、飼育に慣れてきたら繁殖にもチャレンジするのも面白いです。

真っ白(ホワイトカラー)や白銀のような、綺麗な「プラチナ個体」の熱帯魚を飼育したいという方には、プラチナホワイト・エンゼルフィッシュはお勧めの種ですよ!

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