ヤマメに似た美しい模様を持つドジョウ「ポルカドット・ローチ」の飼育方法と注意点など

ドジョウの仲間

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低層の掃除屋と言えばコリドラスがあまりにも有名ですが、ドジョウの仲間もコリドラスと同じように可愛らしい口やヒゲ、そして愛嬌のある顔をしている魅力的な種が多く存在します。

もちろん、他の熱帯魚の食べ残しを掃除してくれるので水質維持に一役買ってくれる存在にもなります。

また、土管から顔を出している姿とか、見ていて微笑ましくなってくるような動きから人気があり、低層を泳ぐ熱帯魚が欲しいという方にもお勧めです。

ちなみに、ローチ系といえばクーリーローチが有名どころかと思いますが、ここでは色と模様の美しいドジョウである、「ポルカドット・ローチ」をご紹介していきたいと思います。

体色はホワイト~灰色ベースに、規則正しいスポット模様が目を惹く美しいドジョウなんですね!

以下では、ポルカドット・ローチの飼育方法や導入時の注意点についてご説明していきます。

 

ポルカドット・ローチについて

ポルカドット・ローチは、インドやパキスタンに生息するドジョウの仲間です。

体色が白色~灰色で、体表に特徴的なスポット模様が入るのが特徴ですが、地域変異個体が多く見られる種でもあり、模様の入り方にバラつきが見られ、なかなか区別の付きにくい種でもあります。

 

ドジョウのチャームポイントと言うべき、ちっちゃいヒゲがちょこんと付いていて可愛らしい口が見ものです(笑

割とスレンダー体形で、色彩が明るいドジョウの為、清涼感のある美しいカラーが特徴です。

 

そういえば、ポルカドット・ローチの模様って、日本の渓流に生息する有名魚「ヤマメ」に似ていると思いませんか!?

(↑上記の写真が山女魚(ヤマメ)です↑)

体高の違いとか抜きにして、ポルカドット・ローチのスポット模様は、モロにヤマメと同じ模様をしていますよね!

僕も釣りが好きで、ヤマメは良く釣る魚なので、ポルカドット・ローチを見た瞬間「ヤマメに似ている・・・」と、一瞬で思いました(笑

釣り好きの方なら、もしかしたら同じように思った方もいるのではないでしょうかね??

こういった模様、すごく好きなので、僕個人的にはポルカドット・ローチはお気に入りの一種なんです(笑

 

ポルカドット・ローチの飼育データ

  • 体長:6cm
  • 水温:20℃~28℃
  • 水質:弱酸性~中性
  • 寿命:5年前後
  • 参考価格:1匹あたり500円前後

 

ポルカドット・ローチは、体長が最大で6cmほどの小型の熱帯魚です。

とても温和な種なので、同じように温和で同サイズ程度の熱帯魚であれば、何も問題なく混泳が楽しめます。

コリドラス同様に、中層~上層を泳ぐ熱帯魚とはすこぶる相性がいいです!

水質にも、それほど敏感な種ではないので、初心者でも容易に飼うことが出来るドジョウです。

 

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導入当初の水合わせは慎重に!

ポルカドット・ローチは、基本的に丈夫な熱帯魚ですが、導入当初だけ水温や水質の急変が原因で白点病を発症しやすい傾向にあります。

なので、購入してきたらすぐに水槽内にドボンするのは絶対にNGです。

全ての熱帯魚に言えることですが、必ず水合わせをしてから水槽に導入するようにしましょう。

熱帯魚を水槽に入れる前に!水合わせの基本で王道「点滴法」に必要な道具とやり方

 

弱酸性~中性の水質を維持しよう!

ポルカドット・ローチは、水質にそれほど敏感な種ではありませんが、弱酸性~中性を維持すれば状態良く飼育することが出来ます。

水質を著しく弱アルカリ性に傾けるような「サンゴ砂」とかを使用しない限り、あまり弱アルカリ性に傾くことは無いでしょう。。。

水草レイアウトでは、低床にソイルが使用されることが多いですが、ソイルは水質を弱酸性の軟水にする効果があるので、ポルカドット・ローチ飼育にも役立つお勧めアイテムです。

水草レイアウトに使用するソイルとは?知れば知るほど使いたくなるソイルの特徴や効果

 

また、ポルカドット・ローチは、砂に潜る習性があるので、キメ細かなタイプの砂を使用するのもお勧めです。

こういった細かな砂を利用することで、ポルカドット・ローチ本来の特性が水槽内で見ることが出来ますからね!

(↑チャームさんで売られている”湧水の砂”とか良さそうですね!↑)

 

低床に使用する砂利に関して、気を付けることと言えば、ポルカドット・ローチは砂に潜る習性があると上記で書きましたね。

なので、砂利の角が目立つようなタイプは体表に傷をつけてしまう原因になってしまう可能性があるので避けた方がいいです。

なので、角の無いソイルとか細かいタイプの砂は、ドジョウ飼育にピッタリな低床だといえます。

 

ちなみに、低床掃除にはプロホースがあれば中に入っている汚れも簡単に掃除することが出来ます。

これは、アクアリウムをやっていく上で絶対にあった方がいいですよ!

ソイルや砂利に入り込んだ糞やゴミだけをピンポイントで取り除く便利な掃除アイテムを使ってみよう!

 

隠れ家を作ってあげるのが理想

ポルカドット・ローチは、砂に潜ったりして身を隠す習性があるので、流木や石などで隠れる場所の確保をしてあげた方がポルカドット・ローチにとってストレスフリーとなります。

水草をたくさん茂られているレイアウトであれば、水草の葉がそのまま隠れ家としても有効だったりしますね!

また、土管などのオブジェクトを隠れ家用として入れてあげるのもいいですよ!

土管には色んなタイプがあるので、自分好みのものを見つけてレイアウトに取り入れてくださいね!

 

ポルカドット・ローチの餌について

導入当初から人工飼料をよく食べてくれる熱帯魚なので、餌付けに苦労するという事はほぼ無いでしょう。

結構、憶病な性格で、環境になれるまではなかなか前に出て餌を食べないこともあるんですね。

しかも低層の熱帯魚ですから、餌を与えても中層以上の熱帯魚に餌を食べられたり、横取りされることもあります。

その時は、下記の方法で簡単に低層魚に餌を与えることが出来るので、一つの参考としてお試しください。。。

【熱帯魚】プロホースのパイプ部分を使って低層魚へピンポイントに給餌が可能で便利!

 

上記の方法は、プロホースじゃなくても、何か筒状のモノがあれば何でも大丈夫です。

もし、ポルカドット・ローチが土管などに隠れている場合は、直接ドカンの中に餌を送り届けてあげれば、なかでモグモグしてくれるはずです!

土管は中の様子が見えるように、入り口を手前側(コッチ側)に向けておくといいでしょう。

 

さいごに

ポルカドット・ローチは、日本の渓流を代表する魚「ヤマメ」のような美しい模様を持つドジョウなんですね。

模様も魅力的ですが、愛嬌のある顔や動き、仕草などはコリドラスに匹敵するくらい「可愛い熱帯魚」といえます。

コリドラスとは全く違う体形をしているので、また違った魅力が楽しめるのもいいですよね!

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