水草レイアウトでコケを食べてくれるヤマトヌマエビは餌を与えなくても大丈夫なのか

シュリンプ(エビ類)

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水草レイアウトで、水草そのものに発生するコケは厄介な存在です。

ガラスクリーナーとか市販用されているグッズで取り除くことはできないし、コケにより光合成ができなくなり枯れる恐れも出てくるんですよね。

そんな厄介な水草のコケを除去するときに利用されるのが、エビや貝、オトシンクルスやプレコといったコケを好んで食べてくれる生体です。

いわゆる「コケ取り用」として利用できる生体は多く存在しますが、その中でも最もポピュラーな存在がヤマトヌマエビではないでしょうか。

とにかくいつでも手を動かしてコケをを食べている姿が特徴的です。

 

ヤマトヌマエビとは

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透明のエビで名前に「ヤマト」とつくので日本原産かと思いますが、生息地の主はインド太平洋の河川に広く分布しているエビです。

そのため、世界中のアクアリスト達から人気がある種類となっています。

日本でも暖かい河川上流域に生息しています。

体長が大きくても5cmほどのエビですが、5cmを超えるエビは日本では大型種として扱われています。

平均寿命は3年前後といわれますが、中には5cmをはるかに超え、10年近く生きる個体もいるそうです。

まあ僕ら人間だって寿命はそれぞれなので、エビだって平均寿命よりずっと長生きしたって不思議ではありませんよね。

エビといえば、他にもミナミヌマエビやビーシュリンプといった人気の種類があります。

ヤマトヌマエビはこれらの種類より大きさが倍になり、小さいエビが餌にされることも考えられなくはないので、ヤマトヌマエビを飼う水槽では他の種類のエビを混泳させない方が無難です。

 

ヤマトヌマエビのコケ取り能力

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ヤマトヌマエビは、出回っているエビの中でのコケ取り能力は「最強クラス」です。

数匹入れているだけで2,3日後にはかなり綺麗になっているということも珍しいことではありません。

実際に水槽に入れて観察してみると分かるのですが、左右両方の手を素早く口元にやり、常に口をモグモグさせています。

なんとも愛らしい姿がヤマトヌマエビの魅力でもあります。

 

餌やりは必要なのか?

常に「何か」を食べており、いつ食べるのを止めるのかってくらいずっと食べているように見えます。

なので、水草が生い茂る水槽内では「餌は与える必要があるのか?」という疑問が生まれます。

一般的にヤマトヌマエビは「雑食」のエビで何でも食べるため、「餌いらずで飼える」といわれます。

常に何かを探して食べています。

コケ取りを第一に考える場合は、綺麗に除去できるまで餌を与えないで大丈夫です。

餌を与えるとしたら、ほとんどコケの除去ができてからがいいでしょう。

 

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餌やりの頻度は?

ヤマトヌマエビに餌を与える場合、水草が生い茂っている水槽では1週間~2週間に1度で大丈夫です。

あまり頻繁に餌を与えると、そっちに慣れてしまいコケをあまり食べなくなることがあります。

「たまにはご馳走を・・・」というような感じで、餌やりはたまに行うのが望ましいといえます。

餌はエビ専用の餌もありますが、何でも食べる雑食の為、タブレットタイプなど水に沈むものなら何でも代用できます。

コリドラス用とかのタブレットタイプを与えるときの注意ですが、大きいまま入れると1匹のヤマトヌマエビがタブレットを抱えて一人占めにしてしまいます。

他のエビを振り払い、餌を一人占めにしている姿は面白いので是非一度見ていただきたいと言いたいのですが、食べるのに時間がかかるので水質が悪化しやすいです。

餌を与えるときは、細かくして与えることをオススメします。

また、茹でたホウレンソウを沈めて餌にすることも多いそうですが、これもずっと沈めていたら水質の悪化につながるので、一定時間たったら取り出した方が無難です。

 

ヤマトヌマエビの餌やり「まとめ」

  • 水草レイアウトでコケ取り第一に考える場合は「与えなくても大丈夫」
  • でもある程度コケが綺麗になったら、1週間~2週間の間隔で与えるのが望ましい
  • 餌は専用エサじゃなくても水に沈むタイプなら何でも良し
  • “一人占め”を防ぐため餌はある程度細かくしてから与える
  • 細かくしすぎると砂利やソイルの中に入って水質悪化の原因となるので注意

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