コケ(苔)取り能力の高い小型種「ホンコン・プレコ」は極小の熱帯魚との混泳も可能

プレコの仲間


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コケの掃除屋として有名な「プレコ」は、水槽のガラス面に発生する緑色の強力なコケですら綺麗に食べてくれることで知られています。

つまり、コケ取り能力が非常に優れているんですね。

ただし、プレコは成長すると中型~大型になる種類が多く、小型水槽で小型の熱帯魚と混泳させるときは良く確認してから導入しないと、後々びっくりするくらい大きくなることもあります。

小型の熱帯魚を飼育している水槽に導入するのであれば、同サイズ程度のプレコをお探しのはずですよね。

そこでお勧めな種類が「ホンコン・プレコ」です。

プレコの中でも特に小さい種類で、とにかく小型のプレコが欲しいという方にお勧めです。

ここでは、ホンコン・プレコの飼育方法や導入時の注意点についてご説明していきます。

 

ホンコン・プレコについて

ホンコン・プレコは、中国の香港島や広東省、ベトナム等に生息する「コイ(タニノボリ亜科)」の仲間です。

タニノボリ亜科は、かつてドジョウ科にも含められており、日本では現在でもドジョウ科に含まれるので、ホンコン・プレコはドジョウの仲間でもあるといえますね。

本来、「プレコ」という名前は、南米に生息するナマズの仲間を総称した呼び名として使われますが、東南アジアに生息する、ホンコン・プレコ、ボルネオ・プレコ、チャイナバタフライといった種類は、ナマズ目魚類にそっくりなことからプレコの名前が使われています。

 

体色は地味ですが、南米のプレコには見られないような愛らしい姿から、愛好家から非常に人気の高い種類となっています。

このホンコン・プレコは、全体的な色彩は地味ですが、背びれに鮮やかな色彩を見せるのが特徴です。

 

ホンコン・プレコの飼育データ

  • 体長:最大約5cm
  • 水質:弱酸性~中性
  • 水温:22℃~26℃
  • 寿命:5年以上

 

ホンコン・プレコは体長が最大でも5cm程度の小型の熱帯魚です。

同種同士で小競り合いをしたり、個体差もありますが強い個体が弱い個体を追い回すことがありますが、他の熱帯魚にちょっかいを出すということはないので、小型の熱帯魚と気軽に混泳を楽しむことが出来ます。

ホンコン・プレコは基本的に低層を生活圏とする魚なので、中層や上層を泳ぐ熱帯魚との相性が良いといえます。

逆に、同種同士では頻繁に喧嘩することがあるので、他プレコとの混泳は避けた方が無難との声も。。。

また、コリドラスを一方的にフルボッコにしてしまうという報告もあるので、低層を泳ぐ熱帯魚との混泳は避けた方が良さそうですね。

(仲良く餌を食べている動画もあるのでコリドラスの大きさも関係あるといえます)

このように、けっこう気性の荒い一面もあるようです。

ただし、気性の荒さは個体差もあるので一概には言えませんが。。。

 

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濃い溶存酸素と濾過の効いた水質を好む

ホンコン・プレコの飼育は難しくはなく、むしろ容易な方といっていいでしょう。

ただし、いくつか注意点がありますので、それらを守れば特に難しいと感じることもありません。

 

  • 溶存酸素の多い環境を好む
  • 濾過がしっかりと効いている水質を好む
  • 流れが強い環境が好き
  • 高水温にならないように注意!

 

溶存酸素が多い環境を好むので、エアレーションをかけて酸素量に気を使ってあげるといいでしょう。

また、すべての生体に言えることですが、しっかりと濾過の効いた水槽でなくてはいけません。

濾過が効いた水槽というのは、微生物(バクテリア)が繁殖して、アンモニアや亜硝酸を分解する生物濾過のサイクルが良く出来ている水槽を言います。

「濾過バクテリア」ニトロソモナスとニトロバクターの増殖にはアンモニアと亜硝酸が必要不可欠!?

 

また、ホンコン・プレコは流れの強い環境を好みます。

そもそも生息している場所は、流れの速い浅瀬の川などで、流れに逆らって泳ぐ性質があります。

なので、水槽の一部分に流れを作ってあげると喜んで泳いでくれます。

が、流れに逆らって泳いぎ、勢い余って飛び出し事故も多々あるようなのでフタの装着も忘れずに!

 

あと、高水温にも注意が必要です。

水温は高ければ高いほど溶存酸素量が少なくなり、また高水温自体に弱い熱帯魚なので水温は26℃を超えないくらいを目安にするといいでしょう。

特に夏場の暑い時期は、急激に水温が上がるのでエアコンを付けっぱなしで室内を涼しく保つか、専用のクーラー等を設置して対策が必要となる場合もあるでしょう。

水温の上昇が気になったので「クールファン」を使ってみた|特徴やメリットとデメリット

 

人工飼料にも慣れさせよう!

ホンコン・プレコは、水槽内に発生するコケなどの藻類を好んで食べます。

そして、人工飼料になかなか餌付かないことも多々あるんですね。

もともと人工飼料をメインに与えられていた個体を飼育すれば全く問題はないのですが、そうでない場合は導入してすぐに人工飼料にも慣れさせるようにします。

これは、水槽内に発生するコケ類はアッという間に食べつくしてしまって、食べるものが無くなってしまうからなんですね。

お腹が減ると人工飼料も口にしやすくなりますが、どうしても食べない場合は茹でた昆布やホウレンソウなどを与えるとすぐさま吸い付いて食べることがありますので緊急用として役に立つでしょう。

 

ホンコン・プレコの繁殖

水槽内での繁殖は可能で、実際に成功した方がブログや動画をアップしているのを拝見したことがあります。

が、情報量が少なく、正確な繁殖方法についてはまだ確立していないといった印象です。

 

さいごに

ホンコン・プレコは、南米プレコと違ってベッタリと張り付く姿がとても可愛らしいです。

その姿から愛好家に人気があって、これ1種類だけを専門に飼う人だって少なくありません。

また、ホンコン・プレコはコケ掃除の魚としても導入されることが多い熱帯魚です。

低層を泳ぐ熱帯魚や、他のプレコとの混泳は避けた方が無難ですが、中層以上を泳ぐ小型の熱帯魚(ネオンテトラやカージナルテトラなどのカラシン科とか)とは混泳は普通に楽しめます。

なので、小型の熱帯魚水槽に入れるコケ取り目的でも十分活躍してくれます。

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