メダカの寿命は長い!?主な死因や病気対策を知り長生きさせるコツ(飼育方法)を掴もう!

メダカ

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古くから日本では馴染み深い観賞魚として飼育されてきた「メダカ」ですが、その寿命は平均して1年前後・・・という、なんとも短いということで知られています。

ですが、繁殖によって増やすことが容易なため、飼育下でも繁殖によって種を繋ぐことが可能です。

元気なオスとメスが泳いでいれば、気が付けば卵を産んで、稚魚が泳いているということは当たり前のように見られる光景でもありますので、うまく繁殖させている水槽やビオトープでは、常に大小のメダカが元気に泳いでいる姿が見られるんですね。

・・・とはいっても、寿命が1年前後と言うのは自然下のことでして、、、実は、飼育下では3年以上も生きる個体はザラにいるんです!

猫でも、野良猫は寿命が3年~4年と言われますが、飼い猫は15年以上も生きるように、飼育下では寿命を飛躍的に延ばすことが出来るんですね。

飼育下では、餌を与えますので飢えに困ることはありませんし、病気の個体も治療によって直すことが出来ます。

自然下と飼育下では、そもそもの環境が違うんですよね。

とはいえ、メダカを長生きさせるにはコツというか、そのポイントをしっかりと抑えたうえで飼育しなくてはいけません。

そのポイントについて、以下でご説明していきたいと思います!

 

メダカを長生きさせるポイントについて

  • 栄養価の高い餌
  • 水温維持
  • 品種によって寿命の違い
  • 感染病の猛威

 

メダカの寿命は自然界では1年前後なのに、飼育下では3倍以上もあるって凄いことですし、なんだか不思議な数値でもありますよね。

なんでそこまで伸ばせるのかと言うと、上記の4点の要素が非常に大きいといえます。

以下では、それぞれのポイントについて詳しく掘り下げてご説明していきますね!

 

栄養価の高い餌

自然界のメダカの寿命が短い最大の理由としては、この餌問題が挙げられます。

野生のメダカは、4月~9月ごろの暖かい季節に産卵するのですが、この産卵に使う消費エネルギー量はかなり多いと言われ、現に産卵後に命を落とすケースが非常に多いんですね。

ですが、飼育下では状況が全く異なりますよね!

人の手によって餌が豊富に与えられますから、産卵に備えてエネルギーを大量に蓄えることが出来ますし、産卵後も元気な状態を保つことが出来、次の産卵、、、そのまた次の産卵も可能となり長生きが出来るという訳なんです。

 

僕が飼育したメダカも3年以上に突入した個体はかなり多かったです。

ただ、若いメダカの方が産卵数が多い気がしますし、調べてみると2年以内の個体ではコンスタントに産卵するというものが多かったので間違いないと思います。

メダカは、飼育下では3年以上、普通に生きる個体が多いですが、繁殖が見込めるのは2年以下の個体だと思った方が良いかもしれませんね!

 

栄養価の高い、メダカお勧めの餌については以下の記事で詳しく書いておりますので、併せてご覧ください。

メダカ最強の餌は!?人工飼料・生餌・浮き草にプランクトンなどオススメのエサをご紹介!

 

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水温維持

日本には四季があり、特に真夏の水温は高水温、真冬になると超低水温の極寒地獄にもなりますよね(汗

ただ、メダカは日本に生息している淡水魚なので、かなりの高水温にも耐えることが出来ますし、氷が張らない程度まででしたら越冬することも可能なくらい丈夫な生き物です。

とはいえ、自然界では繁殖を終えて体力が消耗しているメダカは、越冬までの間に十分な餌をとって体力を補っておかなくては、極寒地方ではその水温に耐えることが出来ない個体も多くいるといいます。

つまり、餌や環境によって寿命が短命になってしまうことが多いという事が分かります。

 

その点、飼育下では水温調整ができますよね。

特に、室内飼育であればヒーターを導入することで一年中、メダカに適した水温を一定に保つことが可能となります。

故に、室内飼育では一年中、繁殖も見ることが出来ます。

 

問題は、屋外でビオトープを設置して育成している場合ですよね。

雪が全く降らない地域では、普通に越冬が可能ですが、氷が張るほど寒い地域では対策が必要です。

ですが、そのような地域では冬は一時的に室内飼育に切り替えるなど、対策が打てますよね。

また、猛暑日には超高水温に注意が必要で、メダカを全滅させてしまうリスクがあります。

その場合も同様に、一時的に涼しい場所での飼育に切り替えたり、暑さ対策をすることで長くメダカを飼育することが出来るようになります。

 

特に水量が少ない場合は猛暑日・極寒の寒さには要注意です。

水量が少ない分、外の気温に影響を受けやすく夏は茹で上がるんじゃないかってくらいの、まさに「お湯」のような水温になり、極寒地獄では完全に凍り付いてしまいます(汗

ですが、飼育下では自然界とは違って「人の手によって対策が打てる」という大きな違いがありますから、適した水温を保つことで寿命を延ばすことができるんですね!

 

品種によって寿命が違う!?

メダカは、今や泳ぐ宝石とも称されるほど、美しい種のものが作出されて、今日でも新しいメダカが作られている事でしょう。

基本的には、どのメダカも同じくらいの寿命だと考えていいとは思いますが、形が違う「ダルマメダカ」や「アルビノタイプ」では、ちょっと話が違ってくるんじゃないかな・・・って思います。

例えば、ダルマメダカは「体形異常」を利用した改良品種で、見た目は太っていて可愛らしいメダカです。

ただ、泳ぐのがあまり得意じゃないのと、水面に浮いている餌を食べるのも、他のメダカに比べ苦手のように見えます。

また、背中が曲がりやすいリスクもあり、そうなると他のメダカに比べて寿命が短いと考えた方が良いかもしれません。

 

もう一つアルビノですが、アルビノとは突然変異個体としても有名ですが、遺伝子情報の欠損により色素が欠乏して、色が白っぽくなった個体です。

特に強い光には弱い生き物です。

そもそも、アルビノは弱い個体で、普通の個体に比べ水質や水温の耐性が弱かったり、目立つため外敵に見つかりやすく攻撃されやすい理由から、自然界で生き抜くのはかなり難しいことでも知られています。

メダカ自体が丈夫な生き物なので、その遺伝子を受け継いでいるアルビノがめちゃくちゃ弱い個体かと言えば「NO!」といえます。

ですが、デリケートなメダカであるのは変わりないので、飼育する場合は日光の強さなどに気を配って飼育をする必要があるといえます。

 

感染病の猛威

メダカを飼育していると、突然に大量に死んでしまった・・・という経験をされた方っていませんか!?

調べてみても、「メダカの突然死」というワードは、かなり検索している方が多く、昨日までは元気に泳いでいたのに突然・・・と、何の前触れもなく大切なメダカが死んでしまったという経験をされている方は多いように思います。

熱帯魚でもそうですが、突然死んでしまう原因で多いのは「感染症」があります。

例えば、「もっとメダカを増やしたい!」「他の魚を混泳させてみよう」と思い、新しく魚を導入してきた場合は感染症のリスクが伴うのを覚えておいた方が良いでしょう。

つまり、新しく導入した生体がウイルス(細菌)を持ち込み、それが水槽内全体に蔓延してしまうケースです。

これを防ぐには、水合わせ以外に「トリートメント作業」を行う必要があります。

熱帯魚の新規追加は病原菌を持ち込む危険性あり!?トリートメントタンクで防ごう!

 

あと怖いものとしては「水草(浮き草も)」を新しく購入してきて、水槽やビオトープに入れたら魚の調子が悪くなることもあります。

これは、水草に「農薬」が使われているパターンです。

もしエビを飼育している水槽に、農薬が入り込むとエビは全滅してしまいます・・・(汗

どんなに丈夫な生き物であっても、農薬は有害なので、かならず「無農薬」と表記された信頼のあるショップで購入した方がいいでしょう!

 

メダカの突然死に関しては、上記以外にも様々な原因があるはずです。

もし、上記以外で考えられる理由がある場合、実際に経験されたことのある方はコメント頂けると嬉しいです!

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