青緑色の発色に赤いヒレ「ネオンドワーフ・レインボー」は色揚げ効果(餌)でさらに輝く!

ネオンドワーフ・レインボー

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熱帯魚であまりに有名な種と言えば、ネオンテトラやカージナルテトラといった、小型のカラシン科は昔から非常に人気があります。

ただ最近では、「レインボーフィッシュ」の人気も非常に高くなっています。

というのも、この種には特徴のある美しい色彩のものが多く存在するんですね。

紹介されたのが比較的新しいけど、瞬く間に注目を集めて非常に人気が出たレインボーフィッシュに「ネオンドワーフ・レインボー」がいます。

このネオンドワーフ・レインボーも、他のレインボーフィッシュ同様に特徴ある美しさを持ち、さらには飼育のしやすい熱帯魚であるため、初心者でも容易に飼うことが出来るんですね。

ここでは、ネオンドワーフ・レインボーの飼育方法や導入時の注意点についてご説明していきます。

 

ネオンドワーフ・レインボーについて

ネオンドワーフ・レインボーは、現在はインドネシア領地域にあたるニューギニア島の西半分のイリアンジャヤに流れるマンベラモ川に生息する、レインボーフィッシュの仲間です。

メラノタエニア属のレインボーフィッシュですが、この種には比較的大きくなる種が多いのですが、その中でも最も小型の熱帯魚なんですね。

日本で紹介されたのは1990年代で、熱帯魚の歴史ではそれほど古くは無いですが、今ではレインボーフィッシュの中でも最もポピュラーな品種の一つと言っていいほど人気が確立されています。

初めて紹介されたときは、確かかなり高価な熱帯魚でしたが、繁殖が容易な種で水槽内繁殖も簡単に出来ちゃうことで、今では非常に安価で購入できるようになっています。

 

そういえば、あのネオンテトラも日本に入ってきて間もないころは1匹あたり数万円もしていたんですね。。。

※1匹数万ですよ!?

今では、東南アジアを中心にブリード個体が大量に入ってくるお陰で1匹あたり100円前後で購入できるようになっていますよね。

ちなみに、ドワーフレインボー・フィッシュも、1匹あたり100円前後で購入できるようになっています。

 

ネオンドワーフ・レインボーは静止画(画像・写真)では、その美しさがなかなか伝えられなくて残念なほど、とにかく美しい体色を持つのが最大の特徴であり、魅力でもあります。

体色は、主に明るいブルーとグリーンの輝きが見られ、角度を変えてみると、濃いブルーだったり、エメラルドグリーンに見えたりと見え方が変わります。

また、体のフチのヒレ(背びれ・尾びれ・尻ビレ)が真っ赤に染まって、1匹だけでも相当な美しさが見られる熱帯魚なんですね。

※メチャクチャ綺麗になる個体はオスで、メスはちょっと地味な感じをしています。

 

ネオンドワーフ・レインボーの飼育データ

  • 体長:6cm
  • 水質:中性
  • 水温:20℃~26℃
  • 寿命:2年~3年ほど
  • 参考価格:1匹あたり100円前後

 

ネオンドワーフ・レインボーは、体長が最大で6cmほどの小型の熱帯魚です。

ネオンテトラやカージナルテトラより、一回りちょい大きいってかんじですかね。。。

ただ、ネオンドワーフ・レインボーは少し体高があるので、他の熱帯魚よりも迫力があり、大きく見えます。

 

性格は非常に温和なので、混泳に向いた熱帯魚といえます。

ネオンドワーフ・レインボーだけで群泳させても十分すぎるほど綺麗ですが、同サイズ程度の他の熱帯魚との混泳も、また違った美しさが見られるのでお勧めですよ!

水質にはそれほど敏感ではなく、とても飼育がしやすい熱帯魚ですが、新しい水を好むためフィルターの濾過能力の高いものを使用するか、換水頻度をやや多めにするといいでしょう。

濾過装置が行う「ろ過」の役割と自分の水槽に合った機能を持つフィルターの選び方

 

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水質は中性前後で飼育が可能

中性前後って、、、弱酸性~弱アルカリ性までってことなので、幅広い水質に対応できる熱帯魚という事なんですね!

これだけ美しい熱帯魚は、水草レイアウトで飼育するのが超お勧めです!

水草レイアウトと言えば、低床にはソイルを使用する方が多いですよね。

ソイルは水質を強制的に弱酸性に傾ける性質があります。

また、水草を美しく、そして丈夫に育成するためには二酸化炭素の添加が必要不可欠ですが、これまた水質が弱酸性に傾きます。

まあ、普通に飼育していると水質がアルカリ性の方へ傾くってことはないですが、水草レイアウトであれば使用するもの(ソイルとか流木とか二酸化炭素の添加とか・・・)が、弱酸性に傾けてそれを保つ効果があるので、やはり水草をたくさん茂らせているようなレイアウトで飼うのがお勧めです。

水草レイアウトに使用するソイルとは?知れば知るほど使いたくなるソイルの特徴や効果

 

餌は色揚げ効果のあるものがお勧め

ネオンドワーフ・レインボーは、人工飼料や冷凍アカムシなど、何でも食べてくれます。

メインは人工飼料を与えれば十分ですが、この美しい色彩を引き出すために色揚げ効果のあるものを選ぶといいでしょう。

色揚げ成分といえば、主にグアニン(輝き成分とも言う)、カロチノイドを豊富に含んでいるタイプの餌です。

カラシン用の餌にもこれらを豊富に含む、フレークタイプの餌があるので、そういったものをメインに与えるのがオススメです!

たまには人工飼料以外も食べさせてあげるといった感じで、まあバランスよく与えるのもいいかもしれませんね。

 

ネオンドワーフ・レインボーの繁殖について

ネオンドワーフ・レインボーは、水槽内繁殖が比較的容易な熱帯魚です。

水草をフッサフサに茂らせているような水槽では、「気が付いたら稚魚がいたッッ!」、、、つまり知らない間に繁殖成功しちゃったパターンの多い熱帯魚でも知られています。

オスとメスの判別は、成熟した個体であれば見た目だけで判断できます。

鮮やかな色彩が強く出るのはオス個体で、メスはオスほど派手な色彩は出ません。

そして、メスは抱卵でお腹がぷっくりと膨らみます。

 

ちなみに、繁殖させるときは、混泳ではなくネオンドワーフ・レインボーのみの飼育が望ましいです。

産卵は、粘着性のある卵を水草に産み付けることが多いので、複雑な茂みを簡単に作れるウィローモスを産卵床に使うと便利です。

孵化したばかりの稚魚はかなり小さいので、最初は粉末状の人工飼料orインフゾリアを与え、少し大きくなったらブラインシュリンプを与えるといいでしょう。

稚魚の成長が早くなる!栄養価MAXの生餌「ブラインシュリンプ」を孵化させて熱帯魚に与えてみよう!

 

さいごに

レインボーフィッシュの代表格といえば、「ポポンデッタ・フルカタ」という種が古くから有名です。

この種はフチが黄色く染まって美しくなる種なんですね。

レインボーフィッシュの代表格!「ポポンデッタ・フルカタ」の飼育方法や導入時の注意点

 

ネオンドワーフ・レインボーは、フチが真っ赤に染まってこれまた綺麗なんですよね~。

このように、同じレインボーフィッシュ同士での混泳はメチャクチャ綺麗ですよ!

混泳じゃなく単独での飼育でも十分に楽しめるし、繁殖も比較的容易な熱帯魚なので、「飼育から繁殖まで楽しみたい」、「そしてとにかく美しい熱帯魚が欲しい!」。。。

そんな、贅沢な注文を叶えてくれる熱帯魚、、、それがレンボーフィッシュです。

さらに、体高があり見ごたえ抜群で、ブルー~グリーン色の体色をした熱帯魚が欲しいという方は「ネオンドワーフ・レインボー」がお勧めです!

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