独特な艶(つや)や透明度を持つ「シャドーシュリンプ」とビーシュリンプの違い|飼育方法と注意点について

シャドーシュリンプ


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アクアリウムでは熱帯魚以外にも、エビ類をメインに飼育している方も多くいます。

特に人気のある種類といえば、ビーシュリンプのクリスタルレッドがあまりにも有名ですね。

ですが、クリスタルレッド以外にも魅力的な小型のエビは存在します。

ここで紹介したいのが、同じビーシュリンプ系統の「シャドーシュリンプ」という種類のものです。

鑑賞用としては、クリスタルレッドに負けないほど美しい種類のエビなので、エビをメインに飼育したいと考えている方は是非チェックしてみてください!

以下では、シャドーシュリンプのカラーバリエーションや飼育方法、導入時の注意などをご説明していきます。

 

シャドーシュリンプについて

シャドーシュリンプとは、ビーシュリンプ系統のエビで、台湾で作出された種類となっています。

ビーシュリンプとは同じ系統ではありますが、発色の仕方に決定的な違いがあるんですね。

例えば、クリスタルレッドシュリンプ(レッド・ビーシュリンプ)の発色は、赤と白のバンドが入った姿が特徴的ですが、とにかく濃く強い色彩が出ます。

それに対して、シャドーシュリンプは、全体的に透き通るような透明感を持っているのが特徴です。

また、独特な艶(ツヤ)があるのもシャドーシュリンプの美しい特徴の一つとなっています。

両者は、色彩の入り方自体は同じですが、色が強く出るタイプと透明感やツヤのあるタイプなど、見た目が全く違って見えます。

他にも、真っ黒のものやターコイズ色など、カッコいい色彩を持つものが多いので、鑑賞用としては、うってつけのエビ類になります。

 

ビーシュリンプとシャドーシュリンプの違い

シャドーシュリンプは、ビーシュリンプの系統ですから似たような姿をしています。

というよりも、似すぎていて「どこがどう違うの?」と思う人も多いでしょう。

という訳で、シャドーシュリンプとビーシュリンプの違いについてご説明します。

それは、ベースとなっている色によって名前が分けられているようですね。

白色をベースに、赤や黒などのバンドが入っているものをビーシュリンプ。

赤色や黒色をベースに、白色のバンドが入っているものをシャドーシュリンプと呼ぶことが多いです。

ただし、決定的な違いというのは特にないように思います。

というのも、白色ベースに、ほんの一部だけ赤や黒色が入るものも存在するからです。

まあ、シャドーシュリンプは赤とか黒などの、1つの色彩面積が多いといった感じでしょうかね。。。

ちなみに、一般的には尾びれと頭に白色が入ったタイプを「キングコング」、白のバンド状に見えるタイプを「パンダ」と呼びます。

また、ビーシュリンプって色とバンドの入り方によって、厳しいランク分けがされているのに対し、シャドーシュリンプはどれも綺麗な個体が多いので、色の個体差をあまり気にする必要がないのも特徴です。

 

シャドーシュリンプのカラーバリエーション

以下では、シャドーシュリンプをカラー別でご紹介していきます。

 

レッド・シャドーシュリンプ

(画像:頭と尾びれに白色が入ったキングコングタイプのシャドーシュリンプ)

クリスタルレッドシュリンプを思わせるような、真っ赤な色彩をしており、全体的に透明感があって、とても高級感のある姿をしています。

水草の緑色に良く映えるカラーなので、水草レイアウトに複数匹を導入すると非常に美しい光景が見られます。

ちなみに、完全に白色が入らない「フルレッドタイプ」も存在します。

 

ブラック・シャドーシュリンプ

(画像:白色がバンド状に見えるパンダタイプのシャドーシュリンプ)

艶(ツヤ)のある真っ黒なボディが特徴のシャドーシュリンプです。

色がはっきりと出ているので目立ち、シックな色彩がとてもカッコイイです!

完全に白が入らない、「フルブラック」も存在します。

 

ターコイズ・シャドーシュリンプ

青空を思わせるような綺麗なターコイズブルーと、白色の幻想的カラーが魅力的なシャドーシュリンプです。

こんな芸術的な色彩を持つ小型のエビは、この種類しかいないので、是非とも飼育してみたいですね!

 

シャドーシュリンプの飼育データ

  • 体長:3cm
  • 水質:弱酸性~中性
  • 水温:20℃~25℃
  • 寿命:1年前後

シャドーシュリンプは、体長3cmほどの小型のエビとなります。

高水温には弱いので、25℃以上にはならないように注意が必要です。

特に夏の暑い時期は、高水温対策が必要となってきますね。

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熱帯魚と混泳する際は、シャドーシュリンプほどの小型の熱帯魚か、オトシン系や貝類であれば問題なく飼育できます。

ただ、シャドーシュリンプを導入する人のほとんどは繁殖を目的として飼育するのではないでしょうか。

寿命が1年前後と短いですが、繁殖によって種を繋ぐことができます。

繁殖自体も容易なので、せっかく買うならやっぱり増やしたいですよね。

その場合は、他の熱帯魚と混泳させずにシャドーシュリンプのみの飼育が望ましいです。

 

水質の維持が大事

エビ類は水質の変化に敏感な生き物です。

ちょっとした水質の変化で体色が変化したり、元気がなくなったり、最悪の場合は死んでしまうこともあります。

シャドーシュリンプが好む水質は弱酸性です。

なので、強制的に水質を弱酸性に傾けるソイルを使用することで、飼育が楽になります。

水草レイアウトに使用するソイルとは?知れば知るほど使いたくなるソイルの特徴や効果

 

また、ヤシャブシの実を投入することで、自然のブラックウォーターを作り出し、シャドーシュリンプにとって住みやすい生活環境を作り出すことも可能です。

ヤシャブシの実で生息地に似たブラックウォーターを作り「ベタ」に適した水質を簡単に再現できる!

 

シャドーシュリンプの繁殖について

ビーシュリンプと同じく、水槽内の条件が良ければ繁殖で増やすことが出来ます。

条件というのは、水質管理や水温管理で、pH値は弱酸性を維持して水温は20℃~25℃を維持していれば大丈夫です。

シャドーシュリンプは、非常の大きな卵を抱卵するので、一目見ただけで卵を抱えている姿が確認できます。

メスの個体が多いほど、繁殖が容易となるのですが、見た目では判別がつかないので、ある程度の数を導入するといいでしょう

また、孵化したばかりの稚エビはとても小さいので、フィルターに吸い込まれる危険性があります。

なので、吸水口にスポンジを被せて安全を確保するなどの処置をあらかじめしておくといいでしょう。

また、隠れ家となる流木や、ウィローモスなどの複雑な茂みを用意すると安全に稚エビを確保できます。

あと、シャドーシュリンプは、色違い同士でも交雑するので、色別で分けて飼育した方がいいでしょう。

 

エビ類は薬品類に弱い

シャドーシュリンプだけではなく、エビ全般的にいえることなのですが、薬品類に非常に弱いです。

例えば、農薬が使用されていた水草を投入してしまうと、水槽水の水に農薬が溶け込むことが原因で、エビが全滅してしまいます。

なので、水草は無農薬で信頼のおけるショップで購入するようにしたいところです。

せっかく増やしても、薬品によって全滅してしまってはショックが大きすぎるので、知らず知らず混入させないよう、水槽内に設置するモノは良く確認、調べてから入れるようにしましょう。

 

最後に

ビーシュリンプも魅力的ですが、シャドーシュリンプも綺麗でカッコいい色彩のものが多いですよね!?

複数匹から飼育して、繁殖にチャレンジし、シャドーシュリンプで埋め尽くされた水槽を目指してみるのもいいかもしれませんね。

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