コケの掃除屋として名高いヤマトヌマエビですが、飼育していると良く「抱卵」しているのを目にします。
実際に飼っている人なら間違いなく見たことがありますよね!
ただし、ヤマトヌマエビの繁殖は超絶難易度が高く、むしろ淡水では不可能なので知識がある人でないと事実上不可能なんですね。
その為、繁殖させようとする人はほとんどいないかもしれませんが、難しいからこそチャレンジしたいという方もいるはず。。。
繁殖は難しいのに対して、オスとメスの区別は簡単につくんですね。
ここでは、ヤマトヌマエビのオスとメスの簡単判別法をお伝えしていきます。
ヤマトヌマエビのオスとメスの判別方法について
ヤマトヌマエビのオスとメスの見分け方ですが、ある程度大きくなった個体ではメチャクチャ簡単に判別することが出来るんですね。
「抱卵しているやつがメスです!!(初めて見た方でも分かるわ!って声が聞こえてきそうですね・・・)」とか当たり前の事ではなく、抱卵していなくてもメスなのか、オスなのかを判別するためにチェックすべき点についてご説明していきます!
体表の模様に注目!
ヤマトヌマエビの雌雄判別時、これが一番確実です!
まずは、メスの個体から見ていきましょう。
メスの個体の模様の点々は、綺麗な丸ではなく、破線状になっています。
「- – -」←破線といえばこんな感じですね。
特にお腹の下の方はほぼ確実に破線状の模様が入ります。
対してオスの個体を見ていきましょう!
メスの個体は破線状だったのに対し、オスは全ての模様が綺麗なドット(・・・)になっているんですね。
成熟した個体だと一発で分かるくらい、模様の入り方が違うことが分かります。
卵巣があるかどうか
ヤマトヌマエビの卵巣は丸の部分にあります。
当然、卵巣はメスだけにあってオスには無いので、これの有無でオスかメスかを判断します。
画像ではちょっと分かりにくいのですが、実際に見るとこの部分に明るい茶色のものが詰まっています。
この卵巣ですが、頭の方の矢印のところ(ヤマトヌマエビの頭と体の繋ぎ目の凹んでいる部分)から始まり、やや後ろまで伸びます。
繁殖期になると、メスたちは卵巣部分が発達して抱卵前には一面に広がるのでパッと見ただけで分かるようになります。
オスの個体は、当然ながら卵巣を持たないので、矢印のある凹んだ部分から後ろはスッキリとしていますよね。
ただ、矢印の前あたりに内臓があって、食べるものによってはこの部分がオレンジ色に染まることがあるのでそれを卵巣だと勘違いしないようにしましょう。
卵巣は、頭と体の繋ぎ目の凹みから、やや後方に伸びるのが特徴です。
体形で判断する
メスの個体はお腹がふっくらした感じで、いわゆる太った体形になっているのが特徴です。
エビは卵をお腹に抱卵するので当然といえば当然なんですね。
つまり、抱卵する為のスペースをしっかり確保する為、お腹の面積がオスに比べて大きいんです。
オスは抱卵しない分、そのボディはシュっと引き締まったかのようなスリムなモデル体形のような感じです。
体形に差がある分、メスの方が大きく見えます。
というか、ヤマトヌマエビはメスの方が一回り大きく成長するんですね。
なので、同時期に同じくらいの大きさで購入してきたヤマトヌマエビで、大きさに差が出てくると、大きいのは大抵メスである可能性が高いです。
画像で自己判別してみる
3匹のヤマトヌマエビがいますが、綺麗なドット模様にクリアな体なので、これ全部オスっぽいですね。。。
皆さんはどう思いますか!?
全部オスですよね!?
卵巣は確認しづらいですが、お腹の模様が破線状になっていることからメスの個体であると判断できますね。
さいごに
以上、オスとメスの判別方法についてご説明していただきました。
もし今、自分の水槽内でヤマトヌマエビを飼育している方は、上記の判別法を参考に判別してみてはいかがでしょうか。
まあ、判別できたからって繁殖が可能になるわけではないのですが、これも一つの楽しみ方としてはアリだと思います。