青緑色~オレンジのグラデーションが綺麗「コリドラス・コンコロール」の飼育方法や注意点

コリドラスの仲間

スポンサーリンク



熱帯魚界のアイドルと言っても過言ではないほど人気のある種に「コリドラス」という魚がいます。

愛嬌のある顔や、可愛らしい動き、、、とにかく「全てがカワイイ熱帯魚!」として、女性からも非常に人気の高いことで有名な種です。

コリドラスと言えば、かなり多くの種が存在しますが、ほとんどが派手な体色ではなくシックな感じで、独特の模様を持ったものが多いのが特徴と言えます。

ただ、そんな中に、とても美しい色彩を持つコリドラスが存在します。。。

それが、「コリドラス・コンコロール」という種で、なんと!体表にグラデーションカラーを持つ、魅力的な色彩を持つコリドラスなんですね!

色が綺麗な種は他にも存在しますが、グラデーションカラーとなると、本種以外には存在しないと言っていいでしょう。

特徴ある綺麗な色彩のコリドラスが欲しいという方にお勧めです!

以下では、コリドラス・コンコロールの飼育方法や導入時の注意点についてご説明していきますね。

 

コリドラス・コンコロールについて

コリドラス・コンコロールは、ベネズエラのパルグアザ川流域に生息するコリドラスの仲間です。

体色に特徴のあるコリドラスとして人気があり、頭部が暗い青緑色、そして尾ビレがオレンジ色の発色と、前から後ろにかけて暗い色から明るい色へとグラデーションカラーが見られる珍しい色彩を持っているんですね!

口がちっちゃい「ショートノーズタイプ」で、体形は少し丸くメタボ体形なので、見た目が特に可愛いコリドラスと言えます(笑

意図的に太らせすぎるのは熱帯魚にとって良くないですが、初めからプックリ体形のコリドラスなので、常に可愛らしい姿が見られますよ!

 

そういえば、コリドラス・コンコロールは、販売さえれている時はあまり綺麗な発色をしていないことが多いんですね。

というのも、小さいうちは本来持つ美しいグラデーションは、まだ体表に出ているってことは少ないです。

成長とともに徐々に美しい色彩が引き出されてくるので、じっくりと時間をかけて、綺麗なグラデーションカラーに育て上げましょう!

 

コリドラス・コンコロールの飼育データ

  • 体長:約6cm
  • 水温:22℃~27℃
  • 水質:弱酸性~中性
  • 寿命:3年~5年
  • 参考価格:1匹あたり1000円前後

 

コリドラス・コンコロールは、体長が最大で6cmほどの小型の熱帯魚です。

他のコリドラス同様に、とても温和で大人しい熱帯魚なので混泳に最適な種です。

混泳させる場合は、同サイズ程度で同じく温和な性格であれば、どんな種とでも混泳が楽しめます。

 

飼育も容易で、初心者でも簡単に飼うことのできるコリドラスです。

じっくり飼育することで、美しい色彩になっていきますので、体色の変化を楽しめるのが、コリドラス・コンコロールの最大の魅力と言えます。

 

スポンサーリンク

低床を綺麗に保つのがポイント!

コリドラスは、低床の掃除屋としても名高い存在で、古くから底に落ちた他の熱帯魚の食べ残しを綺麗に「掃除」してもらうという目的で導入されることの多い魚でもあるんですね。

砂利に口を突っ込んで、砂利を巻き上げながら餌を探す習性があり、これは水槽内でもよく見られる行動です。

この習性から、砂利の中が汚れていると、口やヒゲが溶けたようになってしまうコリドラス特有の病気にかかることがあります。

なので、低床は常に清潔に保たなくてはいけないんですね。

 

低床の砂利や砂を選ぶポイントは、「ゴミが中に入りづらい」、「角がないタイプ」が理想です。

例えば、粒の小さな「砂」であれば、砂と砂の間に隙間がほぼないのでゴミが入りづらく、低床の中が汚れにくいというメリットがあります。

また、細かな砂を使用する最大のメリットは、コリドラスが餌を探すときに見られる「砂を巻き上げる」という、本来の習性を水槽内で見ることが出来るという所にあると思います。

粒が大きいタイプだと、重すぎるので巻き上がる光景は見られないです。

 

ただ、水草レイアウトであればソイルを使用する方が多いはずです。

ソイルは、水草に適した水質に変える性質があります。

基本的に、弱酸性の軟水にする性質を持ち、この性質はそのままコリドラス・コンコロールの飼育に適した環境にしてくれるというメリットがあるんですね。

綺麗な体色を十分に引き出すには、やはり適した環境で育てるのが絶対条件と言えますので、ソイルを使用した水草レイアウトでの飼育はオススメです。

 

ソイルは丸い形状をしているので、角もなくコリドラスが傷つくリスクも無いので安心して使用できます。

ただ、大きさにもよりますが、ゴミが入りやすいので「プロホース」で定期的にゴミを吸い出してやるといいですよ!

ソイルや砂利に入り込んだ糞やゴミだけをピンポイントで取り除く便利な掃除アイテムを使ってみよう!

 

コリドラス・コンコロールの餌について

コリドラス・コンコロールは、人工飼料や生餌など、何でも食べる雑食性の強い熱帯魚です。

低層魚用の沈下性(水に沈むタイプ)の餌、有名どころでいえばコリドラスタブレットのような人工飼料が適しているといえます。

基本的には、人工飼料をメインに与えていれば大丈夫ですが、冷凍アカムシや乾燥イトミミズが大好物なので、定期的に与えてあげるのも良いでしょう。

特に、冷凍アカムシは栄養価が豊富なので、体形を維持させるのに役立ちます!

冷凍アカムシ(赤虫)は栄養豊富な餌!与えるメリットと注意点を知ろう

 

コリドラス・コンコロールの繁殖について

コリドラス・コンコロールは、水槽内繁殖が可能です。

が、コリドラス全般に言えることなのですが、ワイルド(現地採取)個体では繁殖が出来るまでに数年かかります。

逆に、ブリード(養殖)個体では、生後1年前後で繁殖が出来るようになるという、大きな違いがあります。

 

オスとメスの見分け方は、腹ビレの形状で判断でき、先がとがっている個体はオス、綺麗な扇型を形成している個体はメスです。

また、メスはオスよりも一回り以上大きくなるので、成熟した個体では見た目からでもある程度は分かるかもしれません。

 

産卵は、メスがオスのお腹に口を付けて、アルファベットのTの字のように見える「Tポジション」という面白い繁殖形態を持っているんですね。

タイミングが良ければ、この面白い繁殖形態を水槽内で見ることが出来ます。

そして、粘着性のある卵を水槽のガラス面や障害物などに産み付けますので、親に食べられないよう見つけ次第にすぐ回収する必要があります。

隔離した卵は水カビが生えないよう、エアレーションしておくといいですよ!

孵化した稚魚は、最初はお腹に付いたヨークサックと言う栄養素を吸って生き、それが無くなれば動き出すので、パウダータイプの人工飼料やインフゾリアを与え、ブラインシュリンプが食べられる大きさまで成長したら後は楽です!

稚魚の成長が早くなる!栄養価MAXの生餌「ブラインシュリンプ」を孵化させて熱帯魚に与えてみよう!

 

さいごに

コリドラス・コンコロールは、飼育しているうちに、どんどん綺麗な体色が出てきて、気が付けば色鮮やかなグラデーションカラーに変身する魅力的な熱帯魚なんですね!

模様に特徴のあるコリドラスはたくさんいるけれど、色彩に特徴のあるコリドラスはかなり珍しいです。

色の綺麗なコリドラス(低層魚)が欲しいという方は、是非コリドラス・コンコロールをチェックしてみて下さいね!

スポンサーリンク