オトシン系・ヌマエビ系に野菜(きゅうり)を与えてみると想像以上に凄い光景が見られる

シュリンプ(エビ類)

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ヤマトヌマエビやオトシン系の魚は、「コケ掃除」として水草レイアウトに導入されることの多い生体です。

発生したコケを食べるため、基本的に餌を与えなくても生きていける場合がほんとどですが、発生するコケの量が少ないにも関わらず、コケ取り生体の数が多いとエサ不足の問題が出てくることもあります。

そこで、餓死を避けるために切った野菜を与えるという方法があります。

ここでは、キュウリを使ってエビやオトシン系に食べさせてみたいと思います。

 

ヌマエビ系とオトシン系

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ヤマトヌマエビは、コケ取り能力が本当に高いことから水草水槽に数匹から数十匹入れている人も多いはずです。

水草に発生したコケや、ソイルに発生したコケを盛んに食べてくれて綺麗にしてくれます。

一回り小さいサイズのミナミヌマエビも人気ですね。

 

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オトシン系の魚は、水草に発生したコケも食べますが、水槽のガラス面に発生したコケも盛んに食べてくれます。

特に立ち上げ当初に発生する、ヌメヌメした茶色いコケを好んで食べてくれます。

しかし、この茶色いコケは水質が安定してくると発生しなくなります。

つまり、オトシン系にとっては水槽内に発生する貴重な餌の種類が一つ減ったことを意味します。

ヤマトヌマエビは、雑食で何でも食べることからあまり給餌を考えなくてもいいのですが、コケのあまり発生しない水槽でオトシンを複数匹飼っている場合は注意が必要なんですね。

 

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そこで!

これらのコケ取りをメインとする生体が、餓死することの無いように給餌していきたいと思います。

 

キュウリを使った給餌方法

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どこのスーパーでも売っている、ごくごく普通のキュウリです。

キュウリは、世界一栄養価の低い野菜としてギネスブックで登録されていることで有名ですが、その中身は90%以上も水分で構成されています。

野菜は水に浸けておくと、どんどん栄養が水中に逃げていくのですが、ほぼ水分で構成んされているキュウリであれば溶け出すものも少なく水質悪化も最小限に抑えることが出来きます。

 

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もちろん、そのまま入れるのではなく、キュウリの皮を切って中の柔らかい部分のみを与えます。

 

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バナナみたいになっちゃいましたが、一応キュウリです。

形状はセンスにお任せって感じですね。。。

キュウリは外側ほど硬く、中心に向かうほど柔らかいです。

特に中心部分が熱帯魚にとって食べやすい部分になるかと思います。

 

ベジタブルスティックとかいうアイテムが便利

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熱帯魚用で「ベジタブルスティック」という商品があるのですが、これがかなり便利でオススメなんです。

これに給餌する野菜を刺して水槽内に設置するだけなのですが、好きな場所に設置できますし、取り出しもすぐにできるアイテムなんですね。

これじゃなくても、長めのヨウジがあれば代用できます。

 

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皮を切って、好きな形状にしたキュウリを、ベジタブルスティックに刺します。

3兄弟にしてみました。。。

 

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野菜(きゅうり)を水槽内に投入してみる!

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ベジタブルスティックをソイル目掛けて差し込むだけで設置できます。

このスティック自体が長いので、手に水槽の水が付着することなく簡単設置or取り出しできるんですね。

そして・・・投入した瞬間に、まずエビ達が群がってきました。

 

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1匹・・・そしてまた1匹と。。。

 

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水槽内にいるすべてのヤマトヌマエビが集まってきました。

ものすごい光景が見られます(笑

 

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バナナ型形状1個だと、数に対して小さすぎたので、数個を分けて取り付けて正解でした。

 

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最初にヤマトヌマエビが集まってきて、しばらくはエビ達がキュウリとツマツマ食べまくります。

そして、しばらくしてオトシン系(この水槽で飼っているのはオトシン・ネグロ)がキュウリに吸い付き、食べているのが確認できました。

ただ、オトシン系は餌として認識するまで口にしない傾向にあると聞いたことがあるので、最初はあまり食べてくれないこともあるかもしれませんね。

 

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やはり、柔らかい中心部分から食べるみたいです。

外側は硬すぎて食べられないのかもしれないので、中心部分の柔らかい部分のみを与えるか、あらかじめ水に浸けて置いて全体が柔らかくなってから与えるのもいいでしょう。

茹でて柔らかくするのもいいかもしれませんね。

エビ類やオトシン系に与える専用の餌もありますが、こういった野菜を与えてみるのも、たまにはいいかもしれませんね!

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