熱帯魚と言えば「カラフル」とか「色が綺麗!」というイメージが何かと強いですが、中には地味なものもいたり、骨まで見えるスケスケの透明のものまで幅広く存在しています。
スケスケの透明色の熱帯魚と言えば、トランスルーセントグラスキャットという種類の魚が有名で、結構ショップでも見かけることが多いです。
ただ、この種はちょっと大型(といっても8cmほど)になるので、小さくて同じように透明の熱帯魚がいないかなぁ~なんて思う方も多いはずですよね!?
そんな方にお勧めしたいのが「ペルーグラス・テトラ」というスケスケの透明魚です!
この神秘的すぎる透明ボディは、水草レイアウトに映えて美しいので、他の色の綺麗なテトラと混泳させてもGOODッ!ですよ!
ここでは、ペルーグラス・テトラの飼育方法や導入時の注意点についてご説明していきますね。
ペルーグラス・テトラについて
ペルーグラス・テトラは、その名の通りペルー原産の小型カラシン科の熱帯魚です。
初めて紹介されたのが2003年の時で、透明度のある熱帯魚は数多くいるけれど、最も透き通った「透明色」の珍しい種類だという事で話題にもなりました。
体形はやや「ひし型」のような感じで、体高があるので、同じ大きさの熱帯魚と比べてみてもペルーグラス・テトラのほうが大きく見えるため、見ごたえが抜群でカッコいいです!
その為、この体形から「トライアングル・テトラ」と呼ばれることもあります。
そして、内臓は銀ギラギンに輝き、透明ボディと銀色の色合いがまたカッコよすぎです!
尾びれの付け根には黒いスポット模様が入り、黒い目と合わせて前後にチョンチョンと2コ黒色があるのも、カラーバランスが良く取れていますよね。
特に綺麗に見えるのは、光を当てると宝石のように内側から輝いて見えることがあるんですね。
※特に浮袋部分の光の反射は美しいです!
光量の強さでも見え方が結構変わるという、面白く神秘的なボディの持ち主です。。。
まさに透明魚の最高峰とも言うべき熱帯魚と言えましょう。
ちなみに下記が透明魚で有名な「トランスルーセントグラスキャット」です。
コッチは、カラシン科じゃなくナマズの仲間で、ちょいと大きく成長します。
ペルーグラス・テトラの飼育データ
- 体長:4cm
- 水質:弱酸性~中性
- 水温:20℃~28℃
- 寿命:3年ほど
- 参考価格:1匹あたり1500円前後
ペルーグラス・テトラは、体長が最大で4cmほどの小型の熱帯魚です。
性格は非常に温和なので、他の熱帯魚との混泳にも向いています。
同サイズ程度で温和な種類であれば問題なく混泳が楽しめるので、色の綺麗な熱帯魚と混ぜて泳がせると綺麗な水槽になりそうですよね!
また、かなり丈夫な熱帯魚で知られ、初心者でも容易に飼育が出来る熱帯魚です。
導入初期は良く観察を!
ペルーグラス・テトラは、とても丈夫な熱帯魚ではありますが、カラシン科は白点病にかかりやすい種類が多く、導入当初や換水時の水温の変化には十分注意する必要があります。
白点病は、水温の急変化が引き金となって発症したり、低水温での飼育下では特に発症しやすい病気です。
購入してきて水槽に移す際は、必ず水合わせを行って水質・水温を合わせてから移すように徹底しましょう!
ちなみに、白点病は水温が25℃以上だと、ほとんど発症しなくなるので25℃~26℃くらいでの飼育が望ましいかもしれませんね。
白点病にかかってしまったら・・・
熱帯魚も生き物ですので、人間と同じように病気にかかることは当然あります。
かかってしまったら、早期発見、早期治療を!
究極の民間療法(完全自己責任)
餌は基本なんでもOK
ペルーグラス・テトラは、人工飼料、生餌など基本的に何でも食べてくれます。
メインとして与える餌は、カラシン用のフレークタイプの人工飼料があれば十分です。
ただ、動物性の餌を好む傾向が強く見られるので、たまには冷凍アカムシやブラインシュリンプなどの生餌などを与えると、喜んで食べてくれるはずですよ!
さいごに
透明魚の究極バージョンとも言うべき、美しきスケスケカラーが魅力のペルーグラス・テトラ。
何でこんなに透明になったんでしょうね・・・?
敵から身を守るためでしょうか。。。
なんにしても、こんな透明のが動いていること自体、、、もう、存在そのものが神秘的すぎますよね。
ここまで透明色の熱帯魚は、かなり珍しいので、こういった神秘的な種類を自分の水槽に導入するのも良いですよね。
また、透明で小型の熱帯魚が欲しいという方には、うってつけの存在です!