妖精のような極小熱帯魚「フェアリー・ブラックネオン」の飼育方法と導入時の注意点

カラシン科

スポンサーリンク



熱帯魚ショップでよく見るカラシン科の魚に「ブラックネオン・テトラ」がいますが、これに非常によく似た種類で「フェアリー・ブラックネオン」というものが存在します。

名前の通り、まさに「黒い妖精」とも称すべきその姿は、僅か2cmほどの超極小サイズの熱帯魚で、一直線にはいるブラックとオレンジカラーがよく映えて綺麗です。

小型カラシンといっても、大体のものは4cm前後まで成長する種類が多いですので、それの半分ほどにしか成長しない珍しい品種とも言えます。

ブラックネオン・テトラをそのまま小さくしたような姿ですが、大きさはその半分にも満たないため、明らかにブラックネオン・テトラとは違う魅力があります。

ここでは、フェアリー・ブラックネオンの飼育方法や導入時の注意点についてご説明していきますね。

 

フェアリー・ブラックネオンについて

フェアリー・ブラックネオンは、ブラジルのイリリ川に生息するカラシン科の熱帯魚です。

色彩は「ブラック・ネオンテトラ」と非常に似ており、というかほぼ同じです。。。

黒と青~金色のラインが特徴「ブラック・ネオンテトラ」はシックな色彩が魅力!飼育方法や注意点について

 

決定的に異なる点を言うのであれば、普通のブラックネオンは目の上が赤色になるのに対し、フェアリー・ブックネオンは体表に一直線に入る金色(白~銀っぽくも見える)がそのまま伸びた感じとなっています。

この目の色で見分けが付きそうですが、なんといっても両者ではサイズ(体長)が全く異なります。

ブラックネオンは、4cmほどまで成長するのに対し、フェアリー・ブラックネオンは、その半分の2cmほどまでしか成長しません。

ほとんど同じ見た目をしていますが、全くの別種だという事が分かりますね!

とても小さな熱帯魚がフワフワと泳ぐ様は、まさに妖精を連想するかのような姿にも見えます。

まさに「黒の妖精」と言ったところでしょうかね。。。(笑い

 

ただ、フェアリー・ブラックネオンは、ブラジルのイリリ川でしか確認されていない、非常に珍しく希少なカラシンで、流通量がめちゃくちゃ少ないため、結構な高価で取引されています。

※1匹2000円くらいで流通しています(汗

 

フェアリー・ブラックネオンの飼育データ

  • 体長:約2cm
  • 水質:弱酸性~中性
  • 水温:22℃~26℃
  • 寿命:2年~3年
  • 参考価格:1匹あたり2000円ほど

 

フェアリー・ブラックネオンは、体長が最大で2cmほどの超絶極小の小型熱帯魚です。

性格は温和なので、同サイズ程度の熱帯魚とは混泳が楽しめます。

かなり小さい熱帯魚なので、混泳させる熱帯魚も同じように極小サイズのものが理想です。

入門魚としてよく飼育される、同じカラシン科のネオンテトラ同様に飼育は容易です。

 

超絶極小サイズの熱帯魚をご紹介

せっかくなので、同じように極小サイズのオススメ熱帯魚を数種ご紹介しますね!

黄金色へ体色が変化する!?極小熱帯魚「テトラ・オーロ」の飼育方法と導入時の注意点

テトラ・オーロは、体長が2cm~2.5cmほどの小型カラシン科の熱帯魚です。

飼い込むと体色が金色に変化する、美しい熱帯魚です!

 

輝き煌めく黄色の熱帯魚「ブリタニクティス・イエロー」の飼育方法と導入時の注意点

ブリタニクティス・イエローは、体長が2cmほどの極小サイズの熱帯魚です。

体表に「ラメ」のキラキラを散りばめた様な、美しい熱帯魚ですよ!

 

カッコいい体形のチビ(ミニ)コリ!「コリドラス・ハブロースス」の飼育方法と注意点

低層の掃除屋で名高いコリドラスの、極小種「ハブロースス」は、体長が最大で3cmほど。

小さな熱帯魚の混泳に適したコリドラスです。

 

カラシン科で有名なネオンテトラとかカージナルテトラでも、体長は最大で4cmほどと小さいので問題なく混泳して大丈夫でしょう。

とりあえず、混泳させる場合は「大人しく・温和で・小さい熱帯魚」の中から選ぶといいでしょう。

※上記で紹介した品種は特に小さいタイプなので、ご参考までに。。。

 

スポンサーリンク

フェアリー・ブラックネオンの餌について

餌はカラシン用の人工飼料(フレークタイプ)があれば十分です。

ただ、フェアリー・ブラックネオンは、非常に小型種で口が小さいため、餌が全体的に行き渡るよう注意しなくてはいけません。

特に他の熱帯魚と混泳させるときは、他の熱帯魚がほとんどの餌を食べてしまって、フェアリー・ブラックネオンは全くと言っていいほど給餌できていない場合が出てくることもあります。

フェアリー・ブラックネオンのように超小型種が痩せ細ってしまうと、なかなか元に戻らなく厄介なので、全体に行きわたっているか目視で食べているのを確認するのがいいでしょう!

 

また、栄養価の豊富な生餌の代表的存在。。。

ブラインシュリンプを沸かして与えるのもお勧めです!

稚魚の成長が早くなる!栄養価MAXの生餌「ブラインシュリンプ」を孵化させて熱帯魚に与えてみよう!

 

さいごに

フェアリー・ブラックネオンは、ブラジルのイリリ川だけにしか生息が確認されていない、超激レア級カラシンで、黒と金色~白銀のコントラスト映える、まさに「妖精」のような存在!

いわゆる「珍カラ」ってやつで手に入りにくく、価格も高価な為、これを複数で群泳させるとなると、かなりのコストがかかりますが、珍しいカラシンコレクターには外せない存在であることは間違いありません。

極小で珍しい熱帯魚をお探しの方も、是非フェアリー・ブラックネオンをチェックしてみてくださいね!

スポンサーリンク